エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.706
2018.12.26 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi
標準で搭載される電源ユニットは、SilverStone「ST60F-ESB」(80PLUS BLONZE/600W)。直結ケーブル式を採用する、奥行き140mmのコンパクトモデルで、50%負荷時でも、冷却ファンの回転数は1,000rpm以下で動作し常用レベルの静音性は高い。
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「G-Master Hydro」シリーズでは定番のSilverStone「SST-ST75F-GS V2」は奥行き140mmのフルモジュラーモデル。底面設置の電源ユニットは、ボトムカバー(シュラウド)内部に収められている |
将来的にグラフィックスカードの交換を考慮した高出力モデルや、セミファンレスモデルでさらに静音化を図るなど、好みの電源ユニットが選択可能。カスタマイズ可能なメーカーはAntec、CORSAIR、ENERMAX、Seasonic、SilverStone。80PLUS BRONZEから80PLUS PLATINUMまで全17モデルを揃える。
「SR-ii9-8862H/S5/GL/W10」のエアフローレイアウトを確認しておこう。「Z9 Neo」では、トップに120mm口径のブルーLEDファン×2基、フロント120mmファン×2基、リアに120mmファン×1基の計5基を標準装備する。すでに空きスペースはないものの、RGB LEDファンへの換装によりドスレスアップを楽しむことができる。
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フロント120mmファン×2基によりフレッシュな外気を筐体内部に常時送り込む |
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トップの120mmブルーLEDファン×2基(排気)は電源ONで発光。アクリルパネル越しに明るく発光する様子が確認できる | リアの120mmファン×1基は排気 |
内部セッションの最後は、BTOの注目ポイントのひとつ、ケーブルマネジメントだ。組み込み担当のベテランスタッフによる熟練の技を確認しておこう。
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裏配線エリア。ケーブルマネジメント術は、見た目の美しさだけではなく、ケース内のエアフロー向上にも貢献する重要な作業 |
裏配線エリアを縦横に走るケーブルの処理に無駄はなく、要所は備え付けの面ファスナーとタイラップをうまく使ってまとめられている。将来的に増設や換装の可能性が高い、ストレージデバイスの配線も丁寧で、自作派なら一見の価値アリだ。