エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.707
2018.12.28 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi
いよいよ門馬ファビオ氏による組み込みを開始しよう。水冷パーツを組み込むPCケースには、2018年11月に発売されたミドルタワーPCケース「A500 TG」(型番:CA-1L3-00M9WN-00)を用意した。
A500 TG(型番:CA-1L3-00M9WN-00) 市場想定売価税抜29,800円(2018年11月16日発売) 製品情報(株式会社アスク/Thermaltake) |
フロントとトップは傷や手垢が付きにくいサンドブラスト加工を施した、アルミニウムパネルで、高精度CNCデジタルカッティングとCNCミリング技術による美しい曲線が特徴。さらに両サイドには4mm厚の強化ガラス製スイングドアパネル備えたシンプルなデザインが好印象だ。これをベースに、CPUとグラフィックスカードのデュアル水冷マシンを構築していく。
まずはマザーボードや電源ユニットなど基幹パーツを組み込んで行く。なお水冷PC構築に限らず、フロントパネルやトップパネルはもちろん、両サイドパネルやドライブケージなど、作業の妨げになるパーツ類は取り外しておこう。
ラジエターを搭載するため標準装備品の冷却ファンも全て取り外しておく | 事前準備を終えたところでおおよその構成をイメージしておこう |
内部をスッキリとさせたところで、「Pacific M360 Plus D5 Hard Tube RGB Water Cooling Kit」のラジエター「Pacific RL360 Plus RGB Radiator」をフロントに取り付ける。
フロントにラジエターを装着した後は冷却ファン「Riing Trio Plus 12 RGB」を取り付けていく |
なおラジエターに取り付ける冷却ファンは、RGB LEDファン「Riing Trio Plus 12 RGB 3Pack」(型番:CL-F072-PL12SWA)に換装した。外周と軸部分にRGB LEDリングを内蔵し、発光状態は実に美しい。
回転数は500~1,500rpm、騒音値は25.2dBA。最大風量は41.13CFMで、最大静圧は1.4mmH2O |
インペラ数は9枚で、軸受けはハイドロリックベアリングを採用。フレームの四隅には防振用のラバーパットが装備される。付属のコントローラーには「TT RGB PLUS」対応製品を5個まで接続可能で、コントローラー同士は最大16台までのデイジーチェーンをサポート。最大80基の対応ファンがコントロールできる。
サイドから見ても発光の様子が分かる | リアにも1基「Riing Trio Plus 12 RGB」を搭載した |
フロントにラジエターを取り付けた後は、ポンプ一体型リザーバー「Pacific PR22-D5 Plus Pump/Reservoir Combo」を固定。ちなみに設置するケース底面はポジションの微調整ができるため、この時点では仮留めで問題ない。
ラジエターとの位置関係をチェックしつつ、ポンプ一体型リザーバーを搭載 |