エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.707
2018.12.28 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi
「TT RGB PLUS」のコントロール画面。各種ライティングモードの変更はもちろん、ファン回転数や温度、サウンドとの連動、万が一故障した際のアラート機能などを実装。スマートフォンからの操作にも対応している |
今回使用した「Pacific」シリーズは、いずれも1,680万色のイルミネーションが楽しめるアドレサブルRGB LEDを搭載。専用ユーティリティ「TT RGB PLUS」(https://ttrgbplus.thermaltake.com/よりダウンロード可能)による一括制御が可能だ。これらはスマートフォンやタブレットからの制御に加え、日本語非対応ながらThemaltake独自の音声コントロールユーティリティ「TT RGB PLUS App」やAmazon Alexaとの連携機能も搭載している。
「TT RGB PLUS」自体の完成度は高く、操作は非常に簡単。設定変更後に各種デバイスへ反映される時間もスムーズで、ストレスを感じることはない。メニューも日本語表示に対応しており、初めて導入した人でも戸惑うことなく使えるはずだ。
グリーンに一括変更した際の様子。設定変更後は瞬時に反映されるので、最初は切り替えるだけで楽しい |
画面上に表示されたデバイスのLEDは個々に設定可能。例えば「Riing Trio Plus 12 RGB」ファンであれば12個のLEDを全て別々のカラーで発光させることもできる |
「TT RGB PLUS」に対応したデバイスはWEBサイトで確認できる。製品名に“PLUS”が付いたもの。またはパッケージに「TT RGB PLUS」と記載されている製品であれば利用可能。旧世代のRGBシリーズ製品は非対応となるため、購入の際には注意したいポイントだ。
ライティングモードは10パターン。CPU温度やサウンドと連動して光る機能も用意されている |
外周と軸部分にアドレサブルRGBリングを内蔵した「Riing Trio Plus 12 RGB」。その美しいイルミネーションは一見の価値ありだ |
「Pacific」シリーズのRGB製品とマザーボードのLED機能を同期させるには、最大9台のデバイスを接続できるRGB LEDコントローラー「TT Sync Controller」と接続。ASRock「Polychrome RGB」、ASUS「Aura Sync」、GIGABYTE「RGB Fusion」、MSI「Mystic Light Sync」に対応する。「TT RGB PLUS」とは非同期ながら、メーカー謹製のLEDコントロールソフトウェアからの制御が可能だ。
ASUS「Aura Sync」を使った設定の様子。マザーボードやグラフィックスカードとの一括制御ができる |
LEDピンヘッダにホワイトのコネクタを使用することが多い、ASUS製マザーボード。+5VアドレサブルLEDに対応するのは左の3pinコネクタ | ASRock製マザーボードでは、基本的に+5VのアドレサブルLEDはグレー、+12VのRGB LEDはホワイトに色分けされている |
GIGABYTEのRGB LED⽤ピンヘッダは、ボード下部とメモリスロット付近に実装。それぞれアナログ⽤とデジタル⽤を備える。旧モデルでは、右のように+5VのアドレサブルLEDがVDGの3pin、+12VのRGB LEDがVGRBWの5pinのものがある |
LEDピンヘッダにブラックのコネクタを使用することが多いMSI製マザーボード。ピンの形状は、ASUSやASRockと同様だ |