エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.712
2019.01.17 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
続いて「CrystalDiskMark 6.0.2」でも圧縮率の影響を確認していこう。計測はデータサイズを1GiBに固定。データ形式は圧縮率の低い「デフォルト (ランダム)」と、圧縮率の高い「All 0×00 (0Fill)」の2種類を選択して、計測を行った。
【デフォルト (ランダム)】 | 【All 0×00 (0Fill)】 |
「AS SSD Benchmark 1.9.5986.35387」で計測したシーケンシャルはもちろん、ランダムアクセスにも大きな違いはなく、ADATA「XPG SX6000 Pro」シリーズは圧縮率の影響を受けないSSDと結論づけて良さそうだ。よって以降のテストは「デフォルト (ランダム)」のみに絞って行うことにした。
続いて「CrystalDiskMark 6.0.2」を使い、データサイズによる性能の違いを中心に確認していこう。データサイズは50MiB~32GiBまで、用意されている9種類すべてのプリセットでテストを実施した。
【50MiB】 | 【100MiB】 |
【500MiB】 | 【1GiB】 |
【2GiB】 | 【4GiB】 |
【8GiB】 | 【16GiB】 |
【32GiB】 |
シーケンシャルアクセスは読込が最高2,089MB/secで公称値にあと一歩、書込は最高1,521MB/secで公称値を上回るスコア。データサイズの違いによるブレも読込が10%未満、書込は約2%と小さく、安定した転送が期待できる。
ランダムアクセスは、4KiB Q1T1が読込最高50MB/sec、書込が123MB/sec、最も高速な4KiB Q8T8では読込が最高1223.1MB/sec、書込が最高942.5MB/secを記録。IOPSに換算すると、それぞれ約298.500 IOPSと約230,100 IOPSで、いずれも公称値を上回る。ただし、読込は8GiB以降、書込は4GiB以降大きくスコアが低下しており、サイズの大きいデータはあまり得意ではないようだ。