エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.713
2019.01.22 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
ここからは、早速にパッケージから取り出した「AORUS RTX 2070 XTREME」を外観からチェックしていこう。外形寸法はW134.31×D290×H59.9mmで、奥行きは290mm、厚みは3スロットを占有する。トレードマークである「WINDFORCE Stack 3X」クーラーは100mmファンをトリプル搭載する仕様ながら、立体配置の“Stack”構造により奥行きを抑えた設計であることは、冒頭述べた通りだ。放熱と剛性の強化を兼ねたバックプレートを含め、総重量は実測で1,254.5g。このヘビー級カードを支えるために、製品にはVGAホルダーが標準で同梱されている。
また、リファレンスより2つ多い出力インターフェイスは、DisplayPort 1.4×3、HDMI 2.0b×3、USB Type-C(VirtualLink用)×1という構成。「DisplayPort×3+HDMI×1+Type-C×1」(3xDP Mode)または「HDMI×3+DisplayPort×1+Type-C×1」(3xHDMI Mode)の2パターンから選択可能で、最大4画面の同時出力に対応している。なお、PCI-Express補助電源は8pin+6pin構成だ。
グラフィックスカードに使われる中でも、最大級といえる100mm径ファンを3基も搭載する「AORUS RTX 2070 XTREME」。ファンの配置を工夫して奥行きを290mmに抑えているが、それでも巨大なことに変わりはない |
ファンの口径が大きめなこともあり、内部構造の“見晴らし”はだいぶ良い部類に入る。それを邪魔しない、スタイリッシュなクーラーカバーのデザインにも注目だ |
かなり肉厚のヒートシンクを採用するため、カードの厚みは3スロットを占有する。なお、側面にもRGBイルミネーションを内蔵している |
カードを裏返すと、基板の放熱に加えて、反り返りを防ぐ剛性強化のためのメタルバックプレートを確認できる。先端寄りに飾られている「AORUS」エンブレムもRGBイルミネーションの一部だ |
PCI-Express補助電源は、8pin+6pin仕様。リファレンスの8pin×1から増強されている |
出力インターフェイスもリファレンス以上の合計7基を備える |
7ポートすべてを使うことはできず、2つの接続タイプを使い分ける仕様。DisplayPortとHDMIのどちらをメインに使うかで変わってくる |