エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.713
2019.01.22 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
同じく“XTREME”級の「Z390 AORUS XTREME」とタッグを組んだシステムを構築。「AORUS」ブランドのRGBメモリ「AORUS RGB Memory 3200MHz」との組み合わせも相性抜群だ |
さて、ここからはいよいよ「AORUS RTX 2070 XTREME」を組み込んだマシンにて、各種ベンチマークテストを用いた実動チェックを進めていこう。検証環境には、昨年末にレビューしたIntel Z390搭載の最強マザーボード「Z390 AORUS XTREME」、CPUにはCore 9000シリーズ最上位のCore i9-9900K(8コア/16スレッド/3.6GHz/TB時5.0GHz/TDP95W)を用意。最新のゲーミングマシンとして理想的な環境を揃えた。
なお、GIGABYTEの独自ユーティリティ「AORUS ENGINE」は、「GeForce RTX 20」シリーズの新機能である「NVIDIA Scanner」に対応している。自動でコアクロックをスキャンしてオーバークロックしてくれる機能のため、この手の設定が苦手な人も安心だ。出荷時のクロックと合わせてベンチマークを走らせ、お手軽なパフォーマンスアップを体感してみよう。
「AORUS RTX 2070 XTREME」は、動作クロック1,815MHzへと出荷時からオーバークロック済み。ベンチマーク中におけるブーストクロックは、最大1,920MHzまで向上していた |
「AORUS ENGINE」の「AUTO SCAN」を用いて、自動のオーバークロックを試す。今回は、「GPU VOLTAGE」と「POWER TARGET」、「TARGET TEMP」を最大にセットした以外は、手動の調整を行っていない |
「AUTO SCAN」によるOC状態の動作クロックをチェック。高負荷時には最大2,040MHzまでクロックが上昇する一方で、アイドル時は出荷時同様に300MHzまでクロックが落とされていた |
「RGB Fusion 2.0」に対応するイルミネーションも魅力。新バージョンのソフトウェアでは、グラフィックスとマザーボードで異なっていたデザインが統合され、容易に対応パーツ間の設定を管理できるようになった。音楽やゲームに反応して変化するエフェクトも追加されている |
ファンと側面、背面はそれぞれ独立した設定も可能なほか、他の対応パーツとライティングを同期できる。サードパーティ製品にも「RGB Fusion 2.0 Ready」の対応モデルが拡大しており、システム全体で統一感あるイルミネーションを構築するハードルも低くなっている |