エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.713
2019.01.22 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
まずは手始めに、3Dベンチマークの定番ソフトである「3DMark」のスコアを見ていこう。DirectX 11環境のテストである「Fire Strike」では、“Extreme”と“Ultra”、DirectX 12環境の「Time Spy」は無印テストと“Extreme”をチョイス。GeForce RTX 2070のパフォーマンスをチェックするとともに、「AUTO SCAN」による性能の伸びにも注目したい。
出荷時からブースト1,815MHz(リファレンス1,620MHz)のオーバークロックが施されているだけに、どのテストもGeForce RTX 2070の水準を上回る良好なスコアをマーク。プレミアムモデルとしても面目を施すには十分だ。さらに「AUTO SCAN」では100MHzほどのクロックアップを果たしたわけだが、特にGPU性能の指標となるGraphics scoreにおける差が大きい。全体的に5~7%ほどのスコアが向上、手間いらずのチューニングとしては見事な結果といえる。
続いては、ゲーミングシーンにおけるパフォーマンスチェックとして、「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター」の公式ベンチマークソフトを動作させる。描画品質はもちろん“最高品質”で、解像度は1,920×1,080ドットと3,840×2,160ドットの2パターンに設定。ある程度軽めなタイトルながら、負荷が大きくなる4K解像度でのパフォーマンスは気になるところだ。
まずスコアからプレイの快適度を見ていくと、いずれも4K解像度においても“非常に快適”の7000をクリア。高解像度ディスプレイで没入感あふれるプレイが楽しめるだろう。出荷時のファクトリーチューンもかなりハイレベルとあって、できるだけリッチな環境でプレイしたい向きには「AORUS RTX 2070 XTREME」は頼もしい存在だ。お手軽な「AUTO SCAN」を実行すれば、フルHD環境こそ5%程度の伸びながら、より高負荷な4K環境ではスコア差が8%まで拡大。かなりの余裕が生まれる。