エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.714
2019.01.25 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
「DeskMini A300」に採用されるマザーボードは、Mini-STXでは唯一Socket AM4に対応する「A300M-STX」だ。チップセットは「A300」で、メモリスロットはDDR4-SODIMM×2、ストレージインターフェイスは電源とデータをまとめて接続する専用コネクタのSATA3.0(6Gbps)×2と、「Ultra M.2」×2を備え、拡張スロットはワイヤレスカード用のM.2 2230×1を搭載している。
ASRockのコンシューマ向けモデルでおなじみのブラック基板を採用する「A300M-STX」。基板上にチップセットがないとは言え、実装密度はかなり高い |
基板上の大きな面積を専有するSocket AM4。CPUクーラーのリテンションは標準的なフック式を採用する |
電源回路には高さ実測22mmのアルミニウム製ヒートシンクを搭載 |
デジタルPWM制御の5フェーズ電源回路。フェライトコアチョークやMOSFETは、ハイエンドマザーボードと同じ高品質コンポーネントを採用 |
MOSFET冷却用のヒートシンクは2本のネジで基板に固定 |
メモリスロットはDDR4-SODIMM×2。動作クロックはRaven Ridgeなら2,933MHz、Bristol Ridgeなら2,400MHzまで正式対応する |
表面の「Ultra M.2」と、ワイヤレスカード用のM.2 2230は積層構造 |
4+2フェーズまで対応するPWMコントローラRichtek「RT3667BB」 | I/OコントローラNuvoton「NCT5567D-B」 |
ギガビットLANコントローラRealtek「RTL8111H」 | オーディオデコーダーRealtek「RTD2168」 |
Winbond製UEFI BIOSフラッシュROM「25Q128FWSQ」 | USB2.0ハブコントローラGenesys Logic「GL850G」 |
冷却ファン用の4pinヘッダは2基搭載 | フロントパネル用の9ピンヘッダ |
オーディオ出力用の4pinヘッダ | USB2.0やCMOSクリア、シャシーオープン感知用のピンヘッダも搭載 |
UART用の4pinヘッダ | CPUソケットの直下には型番「A300M-STX」のシルク印刷が確認できた |
ヘッドフォンジャック、USB3.1 Gen.1 Type-A、USB3.1 Gen.1 Type-C、マイク入力の4系統のフロントインターフェイスは基板に直付け。欲を言えばType-CポートはUSB3.1 Gen.2に対応してほしかった |
リアインタフェイスの3系統のディスプレイ出力は同時出力が可能 |
基板裏面を確認すると、CPUクーラー用のバックプレートが1/3以上のスペースを専有している |
基板裏面の「Ultra M.2」スロットは、Athlon 200GEシリーズ搭載時はPCI-Express3.0(x2)接続に制限される |
SATA3.0(6Gbps)ポートは、電源とデータをまとめて供給できる専用の20pinコネクタを採用 | バックアップ電池のCR2032は専用の2ピンコネクタで接続 |
オーディオコントローラRealtek「ALC233」 | USB Type-CスイッチチップASMedia「AS1543」 |