エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.714
2019.01.25 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
ここからは、グラフィックス関連のベンチマークテストを実行していこう。まずは3Dベンチマークテストの定番「3DMark」のスコアを確認する。なお今回は内蔵グラフィックスということを考慮して、プリセットは「Fire Strike」と「Night Raid」の2種類を使用した。
「Fire Strike」では、2,666MHzと2,933MHzで約6%、2,933MHzと3,200MHzで約7%スコアが向上。さらに「Night Raid」では、「メモリのレイテンシ」と同じく、それぞれ約9%ずつパフォーマンスが上昇しており、「3DMark」ではメモリクロックの影響はかなり大きいことが確認できた。
続いて「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター」のスコアを確認していこう。APIは「DirectX 11」、描画品質は“最高品質”で、解像度は1,920×1,080ドットと1,280×720ドットの2パターンで計測を行った。
1,280×720ドットでは、2,666MHzと2,933MHzで約4%とやや伸びが悪いものの、2,933MHzと3,200MHzの比較では約6%の差がついた。さらに3,200MHzでは唯一“とても快適”の判定で、内蔵グラフィックスにもかかわらず最高品質の映像でゲームを楽しむことができる。また1,920×1,080ドットでは、いずれも約6%ずつスコアが上昇。ただし判定はいずれも“やや快適”で、画質については若干落とした設定のほうが良さそうだ。
ここまでの結果を見る限り、グラフィックス関連のテストではメモリクロックはかなり重要であることがわかる。「DeskMini A300」では、グラフィックスカードの増設ができないことから、ゲームをやる場合は懐が許す限り高速なメモリをチョイスしたい。