エルミタ的一点突破 Vol.49
2019.02.04 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 松枝 清顕/池西 樹(テストセッション)
マウントされる冷却ファンは、120mm口径で17mm厚の「KAZE FLEX120 SLIM」だ。軸受けにはFluid Dynamic Bearing(FDB)が採用され、高寿命かつ静寂性に優れた特性を持ち合わせる。スペックは回転数300(±200rpm)~1,800rpm(±10%)のPWMに対応。騒音値は2.7~30.4dBAで、風量8.28~50.79CFM、静圧2.26~13.24Pa/0.23~1.35mmH2Oとされる。
標準装備の「KAZE FLEX120 SLIM」(型番:SU1215FD12H-CNP」(DC12V/0.18A)。4pinコネクタを備えるケーブル長は実測で約300mmだった |
インペラは9枚で、薄型ファン特有の薄型軽量羽を使用。四隅には振動吸収ラバーパッドを装着した。なおヒートシンクへの固定はネジ留め式を採用。25mm厚ファン換装用のネジも付属している。
ここで組み込みに必要な「大手裏剣参」の付属品を点検しておこう。パッケージ内でCPUクーラー本体の上に載せられたアクセサリボックス(茶箱)を開けると、複数の小袋に分かれてネジ類等が詰め込まれていた。Intel系・AMD系共に、現行プラットフォームを網羅するユニバーサル対応とあって、専用ネジが中心になっている。なお、ここではマニュアルの表記に合わせ、付属品の全てをご紹介しよう。
バックプレートキット(Intel) | スペーサー(Intel/AMD) |
ナット(Intel) | LGA775用ゴムスペーサー(Intel) |
スタンドナット(Intel) | AMD用ネジ(AMD) |
グリス | 25mm厚ファン用ネジ |
AMD用マウンティングプレート(AMD) | マウンティングプレート(Intel) |