エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.720
2019.02.25 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
拡張スロットは、PCI-Express3.0(x16)×2、PCI-Express3.0(x1)×1のみという、MicroATXモデルらしいシンプルな構成だ。マルチGPUは2-WayのAMD CrossFireXをサポートしている。なお上部に位置するCPU直結の「PCIE1」は、重量級カードに耐えるメタルシールドの「Steel Slot」を装備。スロットは15μゴールドコンタクト仕様で、信号の安定性を高めている。
なお、それ以外にPCI-Express3.0(x4)接続に対応したWi-Fiモジュール用のM.2スロットを搭載。対応モジュールを組み込めば、Wi-Fi環境の構築も可能だ。
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PCI-Expressスロットは3基のみ。「PCIE1」は「Steel Slot」で保護されており、重量級カードを搭載しても破断しにくい仕様だ |
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「M2_2」と並んで実装されている、Wi-Fiモジュール専用のM.2スロット。チップレベルでは対応しないWi-Fi機能をモジュール増設で補える |
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限られたボード面積ながら、しっかりした設計のオーディオ回路が実装されている |
「B365M Phantom Gaming 4」には、7.1chのサラウンド(DTS Connect)に対応したRealtek「ALC1200」ベースのオーディオ回路を搭載している。音響専用のニチコン製ゴールドコンデンサを採用するほか、基板レベルでシステム側から分離され、ノイズ干渉を抑える設計だ。
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7.1chのサラウンドに対応したオーディオチップRealtek「ALC1200」 | デジアナ分離基板設計を採用。裏側からチェックすると、システム側から基板レベルで分離されているのが分かる |
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ニチコン製の音響コンデンサなど、高品質な搭載コンポーネントが採用されている |
RGB LED内蔵の「I/O Armor」にカバーされたバックパネルインターフェイス。ネットワークはIntelチップのギガビットLANを備え、USBポートはUSB3.1 Gen.1×4、USB3.1 Gen.1 Type-C×1、USB2.0×2を搭載している。
なお、グラフィックス出力はDisplayPort 1.2×1とHDMI×1の2系統。ただしグラフィックス出力を利用するには、当然ながらiGPU内蔵のCPUを組み合わせる必要がある。
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MicroATXモデルとしては、十分な数のインターフェイスを備えたバックパネル部分。USBポートはいずれもESDガード付きで、オーディオ端子には信号劣化の少ないゴールドジャックが採用されている |