エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.722
2019.03.02 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
ここからは2枚の「GeForce RTX 2080 Ti GAMING X TRIO」と、「NVLink GPU Bridge」を使い「NVLink SLI」環境を構築。その気になるパフォーマンスをチェックしていくことにしよう。使用するマザーボードはIntel Z390チップを採用する「MEG Z390 ACE」で、CPUには最高5GHz駆動のCore i9-9900K(8コア/16スレッド/3.6GHz/TB時5.0GHz/TDP95W)を使用した。
ブーストクロックは、リファレンスの1,545MHz(Founders Editionでは1,635MHz)から210MHzも引き上げられている |
アイドル時は消費電力を抑えるため、コアクロックは300MHz、メモリクロックは100MHz(理論値800MHz)まで低下 | 高負荷時の実ブーストクロックは最高1,950MHzまで上昇 |
MSI純正のNVLinkブリッジ「NVLink GPU Bridge」。コネクタ間のスペースは3スロット分の60mm |
「Mystic Light」ソフトウェアでは、「NVLink GPU Bridge」のイルミネーションも変更可能 |
「GeForce RTX 2080 Ti GAMING X TRIO」では、カバー側面にイルミネーション機能が実装されるため、標準の水平配置がオススメだ |
「NVLink SLI」の有効・無効は「NVIDIA コントロール パネル」の「SLI、Surround、PhysXの設定」で行うことができる |
なおフルレーン(x16/x16)「NVLink SLI」の性能を確認するため、Ryzen Threadripper 2990WXと、MSI「MEG X399 CREATION」の環境でも簡単に検証を行ったが、「3DMark」のスコアは、いずれもx8/x8接続のCore i9-9900K環境の方が高かった。そのため今回はCore i9-9900Kの環境でテストを行うことにした。
Core i9-9900Kのシステムでは「Bus Interface」が「x8」に制限される | Ryzen Threadripper 2990WXのシステムでは「Bus Interface」がフルレーンの「x16」で接続 |
Core i9-9900Kの「3DMark Fire Strike Ultra」のスコア | Ryzen Threadripper 2990WXの「3DMark Fire Strike Ultra」のスコア |