アーク店員“ナニワmatsui”のゲーミングデバイスcheck!
2019.03.24 更新
文:ナニワmatsui
ここからは実際に「MX518 LEGENDARY」をゲームで試してみることにします。今回プレイしたのは、長年遊んでいる「Counter-Strike Global Offensive」(CS:GO)と、リリース直後から爆発的な人気を誇るF2P(Free to play)バトルロイヤルゲーム「Apex Legends」です。
私の場合、「Apex Legends」をプレイする際には「CS:GO」と同じく、マウスの感度を低く設定し、腕や肩を支点にして動かすスタイル。そのため、頻繁にマウスを持ち上げる必要があります。ゲームスピードが速く上下のマウス操作が多いため、本来であれば「MX518 LEGENDARY」のような100g越えのマウスを使用するのは個人的にあり得ません。
しかし両サイドの親指と薬指があたる部分に縁があるため、持ち上げた際にうまく引っかかってくれます。これにより、ほとんど意識せずに持ち上げることができ、快適に操作ができました。
最新の第2世代光学センサー「HERO 16K」のおかげで狙いを定める際の挙動も安定。初めは気になったサイズもいつの間にか忘れ、スムーズにマウスを操作できた |
気になった点も挙げておきましょう。最近のLogitech製マウスとしては、珍しくクリックスイッチが堅い印象でした。触る前は最新マウス同様、てっきり軽いスイッチを搭載していると思い込んでいただけに、単発クリックの際にかなり気になりました。
かつてのゲーマーが愛した「MX518」のデザインをそのままに、最先端センサー「HERO 16K」を採用するという復刻版としては理想的なモデルに仕上がっています。ボタン数も計8個あるのでゲーミングシーンではもちろんのこと、デスクワーカーにもおすすめ。マウスのボタンは、使用頻度の高いキーボード操作や複数の操作をマクロ設定できるため、日々の単純作業が効率的にこなせるはずです。
クリックが固めにチューニングされているなど、一部気になる点はありますが、メーカーの想定売価は59.99ドルと低価格な部類。それでいて、ハイエンドマウスに負けない性能と使いやすさは、他社の追随を許さない圧倒的なコストパフォーマンスを誇ります。国内での販売価格は不明ですが、日本で発売されれば新たな鉄板マウスとして注目を集めるのは間違いないでしょう。
協力:株式会社アーク(パソコンショップアーク)