エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.728
2019.03.26 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
ここからは、実際に「B450M Steel Legend」をベースとしたマシンを組み上げ、パッケージとしてのパフォーマンスを確かめてみよう。ミドル層をターゲットに据えたマザーボードであることから、CPUとグラフィックスには、店頭でもセット購入される例が多いというRyzen 5とRadeon RX 570をチョイス。Ryzen 5 2600のオーバークロックによるパフォーマンスアップの余地も探ってみたい。
CPUには、6コア/12スレッド対応のRyzen 5 2600を搭載。メモリには、DDR4-3200MHz動作のTeam Group「T-FORCE DELTA RGB」を実装している |
UEFI画面にて、ベースクロックとコア電圧を調整。+500MHzの3.9GHzで安定動作させることができた |
グラフィックスカードには、デュアルファンクーラーを備えたRadeon RX 570搭載モデル「Phantom Gaming X Radeon RX570 8G」を採用。なお、CPU冷却には純正クーラーの「Wraith Stealth」をそのまま使用した |
RGBイルミネーションは、ユーティリティの「Polychrome Sync」にて設定が可能。「B450M Steel Legend」の場合、ボード上のLEDはひとまとめの設定になっており、メモリとのライティング同期にも対応している |
「B450M Steel Legend」は制御プログラムとして、マウス操作に最適化された「インタラクティブUEFI」を採用している。簡易モードの「Easy Mode」は非搭載で、従来のBIOS同様に詳細な設定が可能な「Advanced Mode」のみで構成。単純なシステムの設定変更やモニタリングから、オーバークロック用のチューニングメニューまでを備えている。
UEFI起動時に表示されるメイン画面。簡易表示の「Easy Mode」はなく、従来のBIOS設定と同感覚で操作することになる |
CPU・メモリのオーバークロック設定が並ぶ「OC Tweaker」。耐久性をウリにするタフなモデルのため、余裕の範囲内でチューニングを楽しむのもアリだろう | 各種コンポーネントについての設定項目が集められた「Advanced」タブ |
システム情報をモニタリングできる「HW Monitor」タブ。CPU温度やボード上のセンサーが測定した温度、コアやDRAMの電圧などが表示されている | 「HW Monitor」タブの中ほどからアクセスできる、ファンコントロール機能の「FAN-Tastic Tuning」も備える |