エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.728
2019.03.26 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
まずはCPUのパフォーマンスを定番のベンチマークテスト「CINEBENCH」で確認する。従来の「CINEBENCH R15」に加えて、メニーコアCPUの計測精度を高めた最新テストの「CINEBENCH R20」も動作させてみることにした。
さすがは6コア12スレッド構成、ミドルレンジ帯ながらRyzen 5 2600のマルチコア性能は優秀だ。シングルコアではそれほど差がないながら、マルチコアではオーバークロックによる差も6%ほどに拡大。目に見える違いとして現れている。冷却も純正クーラーで十分にまかなえており、テスト中にVRMに触れても発熱は気にならない。「B450M Steel Legend」は申し分のないオーバークロック耐性を持っているようだ。
続いては、Ryzen 5 2600とRadeon RX 570の組み合わせにて、話題のバトルロイヤルゲーム「Apex Legends」をプレイしてみよう。画質に関する設定をすべて最大にセットした上で、解像度を1,920×1,200ドット/2,560×1,600ドット/3,840×2,400ドットの3パターンに設定し、それぞれの環境におけるFPSを「Fraps」で計測した。
いかにもなミドルレンジのゲーミングマシン構成だが、「Apex Legends」の快適プレイには十分な性能を備えている。フルHD環境では最小FPSでも60を上回る余裕があり、混戦でも十分な立ち回りが可能なハズだ。さすがに4K環境は荷が重いものの、2K解像度までであればプレイに支障はなし。画質設定を最大に盛った状態であっても、高解像度での快適プレイが可能だ。
なお、2K環境におけるOC動作時のスコアを見てみると、平均FPSが60に届いている点は要チェック。もし自前のスペックに不満がある場合でも、オーバークロックによるチューニングを許容できる環境であれば、性能の全体的な底上げも可能だろう。