インタビュー Vol.38
2019.04.22 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi
XXLサイズのヒートシンクを外したところ。電源フェーズは合計6フェーズを搭載。ミドルレンジクラスの製品ながら「プレミアム60Aパワーチョーク」と長寿命な「ニチコン12Kブラックキャップ」を採用している |
ふたつ目はコストパフォーマンス。ASRockのマザーボードでは重要なコンセプトですが「Steel Legend」シリーズも例外ではありません。同価格帯の他社製マザーボードよりも優れたスペックながら、価格は安くなっています。一例を挙げると、アドレサブル対応を含むRGBピンヘッダを3カ所に搭載している点。このクラスの製品ではほとんどないはずです。
RGBピンヘッダは、下部にアドレサブル対応の3pin×1と4pin×1、上部に4pin×1を備える |
最後は外観デザインです。「Steel Legend」の“Steel”は鋼のようなソリッドで硬いイメージを表しています。ですから、マザーボードデザインにも金属をイメージするカラーや部材を採用しました。
部材を実装する前のPCB。カラーやデザインを検討する際に使用する珍しいサンプル基板だ |
例えば基板デザインに迷彩パターンを採用していますが、ダズル迷彩調なのかデジタル迷彩調なのか試行錯誤しました。また、シルク印刷すると当初のイメージと異なったカラーになってしまうなど、最終的にこの部分だけで8回も作り直しているんですよ。
立体感を出したかった語る迷彩パターン。近代的なイメージを演出するため、デジタル迷彩をベースにデザインしている |