AMD「AMD Ryzen 7 2700X 50th Anniversary Edition」　 市場想定価格税抜38,800円（2019年4月29日発売）　製品情報（AMD）

AMD誕生から50年。節目を記念したスペシャルなCPUが登場

ちょうど日本はゴールデンウィークの真っ最中。異例となる10連休と、間近に迫った「令和」元年の到来に沸いている。文字通り日本にとって新しい時代の幕開けとなるワケだが、同じタイミングで大きな節目を迎えようとしているのがAMD（Advanced Micro Devices, Inc.）だ。

1969年5月1日に設立されたAMDは、今年で創立50周年。Intelのセカンドソースメーカーとしてスタートしつつ、黎明期から高い技術力で独自のプロセッサを開発。数々の歴史に残る製品を送り出してきた。自作市場でも根強いファンを抱えているのはご存知の通り。近年のAMD復権の象徴とも言える、Ryzen旋風による上昇ムードが続く中でのメモリアルイヤー到来となった。

記念すべき創立50周年を祝う、特別なRyzenが発売される

そのAMDから50周年記念モデルとして登場したのが、この「AMD Ryzen 7 2700X 50th Anniversary Edition」（以降「Ryzen 7 2700X Anniversary Edition」）だ。ブラックを基調にゴールドの装飾をまとった特別パッケージが採用され、日本国内では数百個が限定販売される。

CPUの性能そのものは「Ryzen 7 2700X」と同等ながら、ヒートスプレッダに同社のCEO Lisa Su氏のサインが刻まれた特別仕様。そのほか、同じくLisa Su氏のサインが入ったステッカー、50周年記念の特別なTシャツを入手できるクーポンカードが同梱されている。

AMDの顔である、この人は外せない。特別仕様のCPUには、CEO Lisa Su氏のサインが入っている

GIGABYTEからX470を搭載した特別仕様のマザーボード「X470 AORUS GAMING 7 WIFI-50」が同日に発売。AMD 50周年記念ムードを盛り上げる	SAPPHIREも「NITRO+ RADEON RX 590 8G GDDR5 OC W/BP (UEFI) AMD 50TH ANNIVERSARY EDITION」を用意。メタリックなゴールドのファンカバーが採用されている

市場想定価格は税抜38,800円で、本日より発売開始。「Ryzen 7 2700X」の通常モデルとはやや価格差があるものの、AMDファンのパーツショップ店員からは「これなら許容範囲内」と歓迎の声も聞かれた。次項では早速限定パッケージを開封し、その内部を確認してみよう。