エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.737
2019.05.10 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
最大の特徴であるメモリスロットは、デュアルチャネル対応のDDR3L×2。動作クロックは最高2,400MHz、容量は16GB×2の32GBまでサポートしているが、DDR3/DDR3Lの16GBモジュールはほとんど存在せず、現実的には16GBが最大と考えておいたほうがいいだろう。
デュアルチャネル対応のDDR3Lスロット。両側にラッチがあるため着脱は楽に行うことができる |
メモリ用の電源回路の下には「Dual Channel DDR3L」の文字が大きくシルク印刷されている |
今回は1.5V駆動のDDR3メモリを使い検証を行ったが、動作電圧は自動的に1.35Vに設定されていた |
「H310MHD3」では、ノイズの干渉を最小限に抑えるため、基板レベルで分離された独立設計のオーディオ回路を搭載する。またオーディオチップは8ch HD Audioに対応するRealtek「ALC887」を採用しており、標準的な使い方で不満を感じることはないだろう。
ノイズの干渉を防ぐため、デジアナを分離する独立設計のオーディオ回路 |
オーディオチップはエントリー向けマザーボードで採用例が多いRealtek「ALC887」 |
リアインターフェイスはPS/2×2、USB3.1 Gen.1×2、USB2.0×2、オーディオ端子×3、ギガビットLAN×1で、ディスプレイ出力はHDMI×1、D-Sub×1の2系統。CPUの内蔵グラフィックスを使い、デュアルディスプレイ環境の構築や、4Kの高解像度表示も可能だ。
リアインターフェイスは、2ポートのPS/2やD-Subなど、最近ではやや珍しい構成。欲を言うならシリアルやパラレルなど、よりレガシーインターフェイスを充実させて欲しかった |