エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.740
2019.05.23 更新
文:pepe
システムドライブに搭載されるCrucial「P1」シリーズ「CT500P1SSD8JP」は、シーケンシャル読込1,900MB/sec、書込950MB/secの高速転送に対応。容量も500GBと余裕があり、最新のゲームやアプリケーションを複数インストールしてもまだ余裕がある。またデータドライブとしてSATA3.0(6Gbps)接続の4TB HDDが標準装備されるため、高解像度の画像データや高ビットレートの動画データも大量に保存しておくことができる。
起動ドライブは容量500GBのNVMe M.2 SSD「CT500P1SSD8JP」 | 評価機のデータドライブはSeagate「ST4000DM004」だが、これは購入時期によって異なるとのこと |
「CT500P1SSD8JP」には、マザーボード標準のM.2 SSDヒートシンクが装着されており、サーマルスロットリングによる速度低下の心配もない |
なおストレージのカスタマイズは、SSDが全10モデルで、最大2TBのNVMe M.2 SSDを選択可能。データドライブは最大10TBまで選択でき、信頼性を重視したWestern Digital「WD Red」のオプションも用意されている。
電源ユニットは80PLUS GOLD認証を取得したSilverStone「Essential ET750-HG」を搭載。容量750Wのセミモジュラーモデルで、Core i9-9900KとGeForce RTX 2080 Tiの組み合わせであれば特に問題ないだろう。またカスタマイズ項目には、80PLUS GOLDまたはPLATINUM認証の高効率モデルが揃い、容量は650Wから1200Wまで選択できる。
電源容量750WのSilverStone「Essential ET750-HG」。SLIをする予定が無いのであれば、電源容量が不足することはないだろう |
最近ではケース自体に5.25インチオープンドライブを搭載していないモデルも増え、省略されることも多い光学ドライブだが、「ZEFT X9E」には、Blu-ray対応の日立LGDS「BH16NS58」が標準搭載されている。ドライバ、ソフトウェアのインストールや、BDXLメディアによる大容量データのバックアップなど、あれば意外に重宝する。なおカスタマイズ項目は、内蔵モデル6種、外付けモデル2種の計8種で、光学ドライブ無しも選択できる。
フロントのアルミニウムパネルを手前側に倒しながら開くことで光学ドライブにアクセスできる |
画像セッションのラストは、ケーブルマネジメントを確認していこう。PCの自作で一番手間がかかるのは、実は配線の取り回し。無駄なくきれいに行うためにはコツが必要だが、そこはBTOの老舗であるパソコンショップSEVEN。PCケースに実装されている面ファスナーや、配線を隠すカバーなども有効に活用し、ケーブルタイを最小限に抑えつつ美しく配線が行われていた。
右側面の前方には配線を隠すカバーを実装。またマザーボードトレイのほぼ中央には、ファンの回転数とアドレサブルRGBを制御するコントロールボックスがあり、ケーブルが集中しているがスッキリとまとめられている |
裏配線の目隠しカバーを外すと、ケースフロントI/O接続用のケーブルなどを確認できる |
ケース備え付けの面ファスナーなどを有効に活用。ケーブルタイを最小限に抑えつつ、スマートに配線が行われていた |