エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.743
2019.06.01 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
ASRock「Z390 Steel Legend」市場想定売価税抜18,500円(2019年4月26日発売) 製品情報(ASRock) |
手頃な価格と耐久性を重視した設計から、今年3月に発売されるや否や人気モデルとなったASRock「Steel Legend」シリーズから、待望のIntelプラットフォーム向けモデル「Z390 Steel Legend」が登場した。
発売から約2ヶ月が経過した「B450 Steel Legend」「B450M Steel Legend」(左)。未だその人気は衰えを知らず「ゴールデンウイーク中に最も売れたマザーボード」という声が多くのショップで聞かれた |
近代的なイメージを演出するためこだわり抜いたというデジタル迷彩柄と、ソリッドなメタル製ヒートシンクが印象的なひと目でそれと分かるデザイン。さらにデジタル電源回路には、ハイエンドモデルと同等の「プレミアム60Aパワーチョーク」と「ニチコン12Kブラックキャップ」を搭載し、耐久性を重視した設計も継承されている。
基板には、立体感を出すために試行錯誤したというデジタル迷彩柄をプリント。また電源回路にはメタル製の大型ヒートシンクを搭載した |
チップセットは、先日のChris Lee氏のインタビュー記事で言及があった通り、世界的に主流のIntel Z390を採用。またエッジをカットしたスタイリッシュなPCBや、間接照明によって淡く光るデジタルイルミネーション「Polychrome RGB」、CPU/DRAM/VGA/BOOTのPOSTステータスをチェックする「ポストステータスチェッカー」など、ASRockの最新技術が盛り込まれている。
Intelプラットフォーム初の「Steel Legend」シリーズとなる「Z390 Steel Legend」。チップセットには、グローバル市場で圧倒的な人気を誇るIntel Z390を選択した |
主なスペックは、メモリスロットがDDR4-4266×4、ストレージはSATA3.0(6Gbps)×6、「Ultra M.2」×2で、「Ultra M.2」にはいずれもアルミニウム製の専用ヒートシンク「M.2 Armor」を実装する。これにより、発熱の多いNVMe M.2 SSDを搭載した場合でも、サーマルスロットリングの発生を抑え、パフォーマンスを最大限に引き出すことができる。
基板と同じ、デジタル迷彩柄を採用したパッケージ。裏面には主要機能の解説が記載されていた |
また拡張スロットはPCI-Express3.0(x16形状)×2、PCI-Express3.0(x1)×3、CNVi対応のM.2 2230×1で、マルチグラフィックスはAMD CrossFire Xに対応。さらにメインのPCI-Express3.0(x16)スロットには、重量級のグラフィックスカードを安全に支える「PCI-E Steel Slot」を採用するなど、イマドキのハイエンドPCに求められる機能はほぼ全て網羅されている。