エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.743
2019.06.01 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
サーバーグレードパーツと、I/O部にかぶさる大型ヒートシンクを採用したデジタル電源回路により、高負荷時でも安定動作が可能 |
「Z390 Steel Legend」の概要を把握したところで、ここからは画像による検証を進めていこう。PCの安定動作を司る電源回路は、デジタル制御による8フェーズ構成で、飽和電流を最大3倍に向上させた「プレミアム60Aパワーチョーク」や、最低12,000時間以上の長寿命コンデンサ「ニチコン12Kブラックキャップ」などのサーバーグレードのパーツ類を採用。さらにエアフローを考慮した回路設計や、I/O部にかぶる大型のヒートシンクを組み合わせることで安定動作を可能にしている。
電源回路はCPUソケット左側が6フェーズ、上側が2フェーズの計8フェーズ構成 |
1フェーズあたりSinopower製MOSFET「SM4336」と「SM4337」を各1基ずつ搭載 |
MOSFETドライバは uPI「uP1963S」(左)で、PWMコントローラはuPI「up9521R」(右) |
リアインターフェイスの保護も兼ねたメタル製の大型MOSFETヒートシンクは2本のネジで基板に固定 |
「Z390 Steel Legend」が搭載しているチップセットは、USB3.2 Gen.2や「CNVi」スロットなど最新インターフェイスに対応する、LGA1151プラットフォーム向け最上位のIntel Z390。“K”シリーズのCPUを組み合わせれば、コア倍率変更によるオーバークロックもサポートする。
チップセットには、M.2 SSDを冷却する「M.2 Armor」一体型のヒートシンクを搭載 |
「M.2 Armor」一体型のヒートシンクを外すと、チップセットの熱を移動するための受熱ベースが姿を表す |
製造プロセス14nmのIntel Z390。TDPは6Wで、24レーンのPCI-Express3.0を備える |