エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.745
2019.06.15 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi
「WaterRam RGB」の実動テストを前に、水冷システムを構築しなければならない。そこで今回はThermaltakeの水冷検証では再三ご登場頂くMODDER・門馬ファビオ氏に協力を依頼。「Pacific」ベースの水冷マシンを構築し、「WaterRam RGB」のパフォーマンスをチェックしていこう。
自身でもショップを経営するご存じ門馬ファビオ氏。Thermaltake水冷関連レビューでは実に4回目のご登場と相成った |
今回の検証では、基本パーツが一式揃うオールインワンキット「Pacific C360 DDC Soft Tube Water Cooling Kit」(型番:CL-W253-CU12SW-A)を使用。360mmサイズラジエター「Pacific C360 Radiator」をはじめ、ポンプ+リザーバータンク「Pacific PR15-DDC Pump/Reservoir Combo」、CPUウォーターブロック「Pacific W4 ARGB CPU Water Block」、冷却ファン「Pure 12 ARGB Sync Radiator Fan TT Premium Edition」などがセットになったお買い得キットだ。その他、使用機材については以下のリストにまとめた。
2019年3月に発売された最新のアドレサブルRGB対応オールインワンDIY水冷キット「Pacific C360 DDC Soft Tube Water Cooling Kit」。240mmサイズラジエターモデルのほか、ハードチューブ版もラインナップする |
必要機材のチェックが済んだところで、実際に構成パーツを組み込んでいこう。今回の主旨はメモリのテスト。というわけでオープンフレームPCケース「Core P3」(型番:CA-1G4-00M1WN-00)をベンチ台代わりに使用。メモリ検証用のベースPCを作り上げた。
ここで「WaterRam RGB」を取り付けるに当たり、作業手順をご紹介しよう。「WaterRam RGB」のメモリモジュールには予めアルミニウム製ヒートスプレッダが装着されている。RAMウォーターブロックはメモリ上部にネジ留めする仕組みだが、固定はメモリモジュールをスロットに装着した後で行う事になる。
スロットへの装着前にRAMウォーターブロックは固定可能。ただし締め付けにより微妙にズレが生じるため、メモリモジュールの4枚同時挿しが困難。トラブルを避けるためにも手順通り作業を進めたい |
専用ウォーターブロックの取り付けは冷却効果に直接影響する。そのため、しっかりとネジを強めに締めたほうがいい(門馬氏) |