COMPUTEX開幕1週間前の台湾オフィスに潜入
2019.07.02 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi
オフィス内のパーテーションは全てThermaltakeのコーポレートカラーで統一。ちなみにこのフロアはThermaltake会長兼CEOであるKenny Lin氏の部屋があるため、静かで独特な緊張感が漂う |
まず案内されたのは、受付のある5階ではなく「Thermaltakeの中枢となる部門が集まる」(江崎氏)という7階フロア。ここには、APACやアメリカ、EU、中東など各地域のセールス&マーケティング担当者が集まる他、専用ユーティリティ「TT RGB PLUS」をはじめとしたソフトウェア開発チーム、さらにデザインを担当する部門がある。
APAC担当者の仕事風景。基本的にパーソナルスペースとして用意されているのはコの字型のテーブルで十分な広さが確保されていた | 使用しているデバイスは会社から支給されるというTt eSPORTSブランドのデバイスだった |
今回の案内役である江崎氏のデスク周り。外出が多くノートPCの使用頻度が高いため「冷却台を設置した専用スペースを設けている」とのこと |
ソフトウェア開発チームが集まるエリアでは、主に冷却ファンと専用ユーティリティ「TT RGB PLUS」のプログラミングが行われていた。PCと接続した冷却ファンがしっかり制御できているか、よりきれいに発光するにはどうすればいいのか、といった課題に取り組んでいる。開発部門とあって、このエリアでは会話するスタッフが少なく、キーボードの打鍵音がだけが響く。
多数のファンに囲まれながら作業するソフトウェア開発チーム。冷却ファンのあまりの多さに「寒くないですか」と聞いたところ「台湾は暑いのでちょうどいい(笑)」とのこと |
同じくソフトウェア開発チームのデスク周り。あらゆるパターンを想定したテストや、発光パターンのプログラミングが行われている |
主要デバイスを接続した「TT RGB PLUS」のデモスペース。現在新しいソフトウェアの開発にも取り組んでいるそうだ |