未発売製品もあるR&D部門など～5階フロア～

台湾国内ユーザー向け直販PCの組み立てを行う部署。扱う製品は全て水冷モデルで、本社スタッフ自らが組み立て作業を行う完全なる手作業PCだ

7階、6階の順に取材を終え、再び受付のある5階フロへ移動。ここでは製品の研究開発といった、いわゆるR&D部門の他、検査部門やショールームなど、Thermaltakeが扱う製品を見ることができる。あちこちでPCの動作や組み立てといった作業が行われているため、6階フロアとはまた異なる賑やかさだ。

PCケース開発部門。デスクの横にはCOMPUTEXで公開予定の新作PCケースがズラリ勢揃い

COMPUTEX用のデモ機として準備が進められていた「Level 20 HT」。詳細はこちらのブースリポートを参照されたし	RGB LEDの発光をチェックする担当者。どのデバイスから発光させていくか「順番をしっかりと決めておく事が美しく光らせるコツ」だという

5階フロア中、別室として独立したエリアが検査部門だ。取材時には新製品から既存の製品まで、さまざまなパーツの負荷テストが行われていた。また、RMA品からライバルメーカーの製品まで、すみずみまで検証を行うという。「より良い製品を作るために、Thermaltakeにとって非常に大切な場所」（江崎氏）。スタッフの数も多く、特にリソースが掛けられている印象だった。

電源ユニットの検証の検証風景。出力が規格通りに安定しているか等、日々テストが行われている	クーラント液の耐久テスト。長時間使い続けることで、色の劣化や目詰まりを起こさないかを確認する

高温や低温など、あらゆる環境で動作に問題がないか、限界まで負荷をかけてテストしていく