エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.750
2019.07.04 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 松枝 清顕
ここまでデザイン周りから内部設計まで、「Define R6 USB-C」の全てを再確認した。ここからは実際にPCを組み上げ、国内でも入手可能なオプションパーツを用意し、アップグレードを施していく。拡張性を担保し、ゼロベースで設計された現行モデル。その可能性を最大限に引き出してみよう。
標準状態の「Define R6 USB-C」に構成パーツを取り付け、1時間ほどでPCが完成。ここからアップグレードを施していく |
「Define R6」シリーズのために用意されたオプションのうち、最も効果的なパーツがストレージ収納力を向上させる2製品だろう。まずは2018年11月23日より販売が開始された、「Define R6 HDD Drive Tray Kit – Type A 2xHDD White」(型番:FD-ACC-HDD-A-WT-2P)をご紹介しよう。
Define R6 HDD Drive Tray Kit – Type A 2xHDD White(型番:FD-ACC-HDD-A-WT-2P) 市場想定売価税抜1,600円前後(2018年11月23日発売) 製品情報(Firactal Design / 株式会社アスク) |
用意したホワイトカラーのトレイは、「Define R6 USB-C」に標準で装備される、2.5/3.5インチ共用シャドウベイの専用トレイそのもの。パッケージには2枚専用トレイが同梱され、2台分の増設ができるようになる。ちなみに「Define R6 USB-C」には6枚が標準装備され、ネジ穴は11箇所だ。つまり最大で4枚(2セット分)が搭載可能で、プラス4台のストレージが増設できる事になる。
フロントパネル裏のストレージ収納エリアに、4枚の専用トレイを増設。最大で10台の3.5インチHDD(または2.5インチSSD)が搭載できる、圧巻のストレージ収納力は、設計の見直しにより実現した大いなる武器となり得るだろう |
ちなみに360mmサイズラジエターの「Celsius S36」(型番:FD-WCU-CELSIUS-S36-BK)を搭載した場合、最上段にトレイを設置すると、冷却ファンとの距離が10mm程度になってしまう。十分な吸気用空間が欲しい場合、1段間隔を設ける事で約45mmまで距離を空ける事が可能※その場合全9段での運用に制限 |