エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.753
2019.07.07 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
ここからは編集部に届けられた評価キットを開封し、第3世代Ryzenシリーズの外観をチェックしていこう。ブラックの大型の化粧箱を開けると、その中には12コア/24スレッドのRyzen 9 3900Xと、8コア/16スレッドのRyzen 7 3700Xが収められていた。またパッケージのデザインを確認すると、これまでのグレーを基調としたものからドットパターンへ。さらにRyzen 9 3900Xでは、パッケージの開封方法もカバーを上側に持ち上げる方式へと変更されていた。
評価キットの化粧箱の中にはRyzen 9 3900XとRyzen 7 3700Xの2種類のCPUが収められていた |
グレーのドットパターンを基調にしたパッケージ。サイズは開封方法が変わったRyzen 9 3900Xの方が一回り大きい |
CPUが見える小窓はトップに配置。また左サイドには付属するCPUクーラー「Wraith Prism with RGB LED」のイラストがデザインされている |
カバーを上側に持ち上げ取り外したところ。CPUを収納するプラスチック製ケースは、周囲を分厚いスポンジで保護されている |
Ryzen 7 3700Xのパッケージは、デザインがドットパターンに変わった以外は、第2世代Ryzenシリーズとほぼ同じ構造だ |
パッケージデザインには、手が加えられていた第3世代Ryzenシリーズだが、CPU自体はプラットフォームの変更がないこともあり、厚みのあるヒートスプレッダを搭載するおなじみのスタイル。コンタクトピンの数も1,331本から変わらず、OPNや型番を確認しないと、その違いを見分けることは難しい。またCPUクーラーはいずれも最上位モデル「Wraith Prism with RGB LED」が付属し、定格での運用や、ライトなオーバークロックなら別途購入する必要がないのは、IntelのハイエンドCPUにはないメリットだ。
Ryzenのロゴが大きく刻印されたヒートスプレッダを搭載。型番やOPNを確認しないと、先代や先々代と見分けるのは難しい |
裏面には1,331本ものコンタクトピンを実装。CPUクーラーを取り外す際は、CPUごと引き抜いてしまわないよう注意が必要だ |
Ryzen 9 3900X(左)とRyzen 7 3700X(右)を並べて比較。やはり型番やOPNを確認しないと見分けるのは難しい |
リテールクーラーでは最上位となる「Wraith Prism with RGB LED」が付属。フック固定式のためツールレスで着脱が可能 |
ファンのフレームとインペラには、それぞれLEDイルミネーションを搭載。LED機能を搭載していないマザーボードでも自動でイルミネーションが変化する |
側面には、LEDイルミネーションを制御するためのUSBケーブル/LEDケーブル接続用のコネクタと、ファンの回転数をHigh(実測最高3,800rpm)/Low(実測最高3,000rpm)に切り替えるスイッチを実装 |
受熱部分には4本のヒートパイプをダイレクトタッチ方式で実装。またサーマルグリスはあらかじめ塗布済み |
LED制御ケーブルはUSB 9pinとLED 4pinの2種類。また第3世代Ryzenシリーズに付属する「Wraith Prism with RGB LED」は、「Razer Chroma」での制御も可能だ |