エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.753
2019.07.07 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
続いて、実際のゲームに即したベンチマークテスト「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ」をチェックしていこう。設定は、APIがDirectX 11、描画品質は“最高品質”で、解像度は1,920×1,080ドットと3,840×2,160ドットの2種類で測定を行った。
比較的CPU性能の影響が大きく、これまでRyzenシリーズが苦戦していたテストだが、いずれの解像度でもその差は1%未満でほぼ誤差の範囲。第3世代Ryzenシリーズでは、マルチスレッドへの最適化があまり進んでいないゲームでも、CPUがボトルネックになる心配はなさそうだ。
続いて「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION」のスコアもチェックしていこう。設定は、APIがDirectX 12、描画品質は“高品質”で、解像度は1,920×1,080ドットと3,840×2,160ドットの2種類で測定を行った。
フルHDでは1%未満、4KでもRyzen 7 3700Xとの比較で約1%しか差がなくいずれも誤差の範囲。ゲームが中心で、マルチスレッド関連の処理をあまり行わないなら、価格も手頃なRyzen 7 3700Xを選択するのも良さそうだ。
ゲーム系ベンチマークのラストは、バトルロイヤルゲームの⼈気タイトル「PLAYERUNKNOWN`S BATTLEGROUNDS」(PUBG)で締めくくろう。解像度は1,920×1,080ドットで、描画品質は“ウルトラ”を選択。マップは「トレーニングモード」で、フレームレートの計測には「Fraps」を使用した。
Min/Average/Maxともフレームレートの違いは1fpsしかなく、こちらもほとんど誤差の範囲。IntelがゲーミングCPU最強と謳うCore i9-9900Kだが、ここまでの結果を見る限り、第3世代Ryzenシリーズなら同等のパフォーマンスが期待できる。