エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.754
2019.07.18 更新
文:松野 将太
ここからは発売前の貴重なサンプルであるSeagate「IronWolf 110 SSD」の1.92TBモデル「ZA1920NM10001」を開封し、画像による検証を進めていこう。豪華なスペックに似つかわしい高級感ある金属筐体を採用した本製品だが、実際の重量は100gを切っており、薄さも一般的な7mmで、取り回しは良好だ。予算さえ許すのであれば、そのままデスクトップPCに搭載したり、コンシューマゲーム機のメインストレージとして採用するのも悪くないだろう。
スペックシールは本体に貼り付けてある | インターフェイスは一般的なSATA 7pinとSATA電源15pinの組み合わせ |
本体背面はシンプルな金属プレート1枚がネジ止めされている |
プレートは4本のいじり止めトルクスネジで固定されており、すべて外すことで内部にアクセスできる |
続いて底面にあるトルクスネジを外し、内部の基板を見てみよう。先に述べたとおり、コントローラはSeagate独自の「ST22G4000AB」を採用し、NANDフラッシュは東芝製の3D TLC NANDだ。なお、コントローラとキャッシュメモリには放熱用のサーマルグリスが塗られており、背面の金属プレートに熱を逃がす仕組みとなっていた。
SSD内部。近頃のコンシューマ向け製品では、基板のコンパクト化が進んでいるが「IronWolf 110 SSD」では大型基板を採用している |
ネジを外し、チップ上のグリスを拭き取ったところ | 取り外した金属プレート。本来はグリスが塗布されており、ヒートシンクの役割も兼ねる |
コントローラはSeagate独自の「ST22G4000AB」を採用。担当者によると、Seagateが買収したSandForceの技術がベースとなっているという |
キャッシュメモリはMicronの「D9SGQ」を2つ搭載。DDR3-1866で動作する | NANDフラッシュは、容量1枚あたり256GBの東芝「TH58TFT1V23BA8H」が搭載されていた |