エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.756
2019.07.23 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
PCI-Express4.0(x16形状)×3、PCI-Express4.0(x1)×2の計5本の拡張スロットを搭載。とは言え、基本機能が充実している「MEG X570 ACE」では、その使い途はグラフィックスカードとキャプチャカード程度に限られるだろう |
拡張スロットは、PCI-Express4.0(x16)×2(x16、x8/x8)、PCI-Express4.0(x4/x16形状)×1、PCI-Express4.0(x1)×2の計5本で、マルチグラフィックスは3-Way AMD CrossFire Xまたは2-Way NVIDIA SLI(NVLink SLIもサポート)に対応する。なおPCI-Express4.0(x16形状)スロットは、いずれも堅牢な「PCIe Steel Armor」を採用する。
3本のPCI-Express4.0(x16形状)スロットは、いずれも周囲をメタル補強した「PCIe Steel Armor」 |
オーディオ回路「Audio Boost HD」。普段はノイズをガードするためリアインターフェイス一体型のプラスチック製カバーで保護されている |
ゲーミングマザーボードでは特に重要なオーディオ回路。「MEG X570 ACE」では、Realtek「ALC1220」に、ESS製DACを組み合わせた「Audio Boost HD」を搭載する。もちろん、デジタルノイズを抑えるためメイン基板から独立した設計で、左右のオーディオチャンネルも完全に分離。またスタジオレベルのヘッドフォンサウンドを可能にする、オーディオグレードのコンデンサを実装する。
DACには低ノイズ・低歪みなESS「ES9018Q2C」を搭載 |
オーディオチップは、ハイエンドモデルでの採用例が多いS/N比120dBのRealtek「ALC1220」 | 「Audio Boost HD」のコンデンサはすべてオーディオグレード品を採用 |
基板裏面を確認すると、メイン基板からは完全に独立した設計であることがわかる |
リアインターフェイスのI/Oシールドは「組み込み型I/Oシールド」のため、紛失する心配はない |
リアインターフェイスには、EMI保護効果もあるという「組み込み型I/Oシールド」を搭載。またネットワークはIntel I211ATによるギガビットLANに加え、Intel AX200によるWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)無線LAN機能と、Realtek「RTL8125-CG」による2.5ギガビットLANを備え、ゲームと配信を同時に行うような非常に重い作業でも、ネットワーク負荷を分散することでパフォーマンスの低下を抑えることができる。
有線LANはIntelチップのギガビットLANと、Realtekチップによる2.5ギガビットLANの2系統 | Intel AX200によるWi-Fi 6無線LANにも対応 |
対応ルーターは必要になるが、無線LANでもギガビットLANを遥かに超える高速データ転送が可能になる |
Intel AX200は垂直M.2スロットに実装されているため、より上位のネットワークカードが出た場合は換装も可能 |
リアインターフェイスは「Mystic Light Infinity II」機能を備えたカバーで保護されている |