エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.760
2019.07.31 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
メモリスロットはデュアルチャネル対応のDDR4×4本で、32GBモジュールを使えば最大128GBまで増設できる。なお正式にサポートが謳われている動作クロックは最高4,000MHzで、高クロックメモリの対応はハイエンドマザーボードに比べるとやや控え目。しかしながら、普及価格帯マザーボードに、価格が跳ね上がる4,000MHzオーバーのメモリを組み合わせるメリットはほとんどなく、実用上は大きな問題にならないだろう。
着脱が簡単に行える両側ラッチを採用するメモリスロット。デュアルチャネル対応のDDR4×4本を備え、最大容量は128GB |
メモリスロットはCPUソケット側からDDR4_A1/_A2/_B1/_B2の並び。なおシルク印刷にあるよう、2枚で運用する場合はDDR4_A2/_B2を使用する |
UEFI BIOSを確認したところ、1,333~5,000MHzまでのメモリクロックが用意されていた |
AMD X570の最大の特徴でもあるPCI-Express4.0の対応。特に帯域が飽和していたNVMe M.2 SSDでは大きな効果が期待できる |
続いてストレージ周りをチェックしていこう。最大帯域幅64Gbpsを誇るPCI-Express4.0(x4)接続のM.2スロットは2基搭載し、上段のスロットにはSSDのサーマルスロットリングを防止するためのヒートシンク「M.2 Thermal Guard」を搭載する。なお「M.2 Thermal Guard」は着脱式で、下段のスロットに付け替えることもできる。
またSATA3.0(6Gbps)は合計6ポートで、RAIDレベルは0/1/10をサポート。NVMe M.2 SSDを組み合わせることで最大8台のストレージを搭載でき、ストレージインターフェイスが不足することはないだろう。
上段のM.2スロット(M2A_SOCKET)は、CPUに接続されているためSATA SSDには非対応 |
下段のM.2スロット(M2B_SOCKET)は、チップセット接続のためSATA SSDも搭載可能 | 「M.2 Thermal Guard」は下段のM.2スロットに付け替えることもできる |
大型のグラフィックスカードと干渉しないよう、SATAコネクタは横配置。また脇にあるシルク印刷でポート番号が確認できる |