エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.764
2019.08.11 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
ここからは、いよいよ「Ion+ 860P」を組み込んだマシンを実際に動作させ、実動テストで挙動を確かめていく。CPUには8コア/16スレッドのCore i9-9900K(3.6GHz/TB時5.0GHz/TDP95W)、グラフィックスカードには消費電力300WのRadeon VII搭載モデルASRock「Phantom Gaming X Radeon VII 16G」を用意。それらを同じくASRockのハイエンドマザーボード「Z390 Phantom Gaming X」とともに組み込み、各種ベンチマークで負荷をかけてみることにした。
CPUは8コア/16スレッドのCore i9-9900Kを用意。ウルトラハイエンドの構成で電源ユニットの挙動を確かめる |
グラフィックスカードは、Radeon VII搭載のASRock「Phantom Gaming X Radeon VII 16G」を組み込んだ | マザーボードも同じくASRock製で、Z390搭載のハイエンドモデル「Z390 Phantom Gaming X」を借り受けテストに使用している |
モニタリングには電圧変動を視覚的に把握できる「AIDA64 Extreme Edition」を使用している。まずはその中に搭載されているストレステストの「System Stability Test」を実行し、挙動を確かめてみよう。すべてのチェックボックスを埋めて最大級の負荷がかかるように設定、30分間連続でテストを行った。
電源ユニットにとって理想的な電力負荷は容量の半分程度と言われているが、今回のテストにおける消費電力は最大336Wだった。
そして電圧変動に目を向けると、+12Vは最大で定格にピタリ。高負荷がかかっている際はやや12Vを割り込むものの、11.904Vとほぼ上限に迫る数値で動作していた。グラフの波形はフラットそのものでブレがなく、極めて安定している。