エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.767
2019.08.19 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
周囲をメタルシールド「Ultra Durable Memory Armor」で補強した、両側ラッチのメモリスロット。装着時に基板がたわむことはなく、装着感はとても良好だった。またスペースの関係で、メモリスロットは2本、最大容量は64GBに制限されるが、動作クロックはハイエンドモデルに匹敵する4,400MHzを超える高速メモリに対応する。
ESDの発生を防止する効果もあるというステンレス製シールド「Ultra Durable Memory Armor」で保護されたメモリスロット。メモリ装着時も基板が歪まず、シッカリと差し込むことができる |
UEFI BIOSには13.33倍(1,333MHz)~60.00倍(6,000MHz)までのメモリクロック設定が用意されていた |
ストレージインターフェイスは、帯域幅64GbpsのPCI-Express4.0(x4)対応M.2スロットが基板の表/裏に各1基。またSATA3.0(6Gbps)は4ポート搭載し、最大6台のストレージを同時に使用することができる。AMDチップセットの制限により、RAIDレベルは0/1/10のみの対応となるが、Mini-ITXマザーボードとしては十分な拡張性が確保されている。
CPUに接続された基板表側のM.2スロット(M2A_SOCKET)。フォームファクタはM.2 2260/2280で、SATA/PCI-Express両対応 |
チップセットに接続された基板裏側のM.2スロット(M2B_SOCKET)。こちらもフォームファクタはM.2 2260/2280、SATA/PCI-Express両対応で、ヒートシンクは非搭載 |
計4ポートのSATA3.0(6Gbps)。Intelチップセットで利用できるRAID 5には非対応 |
極限までスペースを切り詰めたオーディオ回路だが、S/N比120dBAのRealtek「ALC1220-VB」と、音響向けハイエンドコンデンサ「ニチコン製ファインゴールド」を組み合わせることで、高品位なサウンドを実現。また「ALC1220-VB」には、オーディオ機器のインピーダンスを自動的に検知・設定する「Smart Headphone Amp」機能が実装され、ヘッドホンに関係なく音量不足や音割れを防止できる。
極小スペースに詰め込まれたオーディオ回路。高級Hi-Fiクラスの「WIMAコンデンサ」は実装されていないものの、3つの電解コンデンサはいずれも「ニチコン製ファインゴールド」 |
オーディオコントローラはRealtek「ALC1220-VB」で、オーディオ用のピンヘッダは腐食に強い金メッキピン |