エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.769
2019.08.25 更新
文:pepe
ここからは「G-Master Hydro X570A」の構成パーツを細かくチェックしていく。PCケースは「G-Master Hydro」シリーズ定番のFractal Design「Define R6 Black TG」。約2.5mm厚の強化ガラスにより、組み込んだPCパーツを魅せる事ができる、自作PC市場でも人気のモデルだ。
「G-Master Hydro」シリーズでは定番となるFractal Design「Define R6 Black TG」 |
サイコムが「Define R6 Black TG」を選ぶ理由に、圧倒的な剛性と高いメンテナンス性、さらに高エアフローながら静音性にも配慮されている点が挙げられる。実際に評価機をパッケージから開封し、持ち上げた際に感じるズシリくる重みは、「Define R6 Black TG」それ自体の剛性、質の高さを感じさせる。なおエルミタでは以前詳細検証を行っているので、そちらも是非ご一読頂きたい。
天板の約9割を占める通気孔仕様のトップパネル。防塵フィルターを備え、背面スイッチを押すことでロック解除。メンテナンス性にも優れる |
フロントパネルは蝶番を付け替えることで左右どちらの向きにも開くことができる「リバーシブルフロントドア」が採用され、内側には高密度の防音素材が装着済み。ちなみに「G-Master Hydro X570A」では左開きに設定されていた。
フロントパネル内側の5.25インチベイには、DVDドライブであるASUS「DRW-24D5MT」、その下は取り外し可能な防塵フィルターの奥に140mm口径ファンを2つ搭載 |
右側面のソリッドパネル内側には、工業グレードの防音素材が貼り付けられ、ケース内部から発生するノイズを吸収。パネルの上下には「プッシュロック式ラッチ機構」を備える |
なお標準構成ではM.2 2280の「Intel SSD 660p」をメインストレージとし、その他は追加ドライブ扱い。よって3.5/2.5インチ共有シャドウベイは6つ、2.5インチ専用シャドウベイは2つが空き状態だった。
ストレージ用の3.5および2.5インチシャドウベイはすべて空いている、BTOカスタマイズで柔軟にHDDを追加できる |
ほぼ全面が防塵フィルターで覆われたケースボトム部。撮影のために横倒しにしているが、びっくりするくらいスムースに防塵フィルターの取り外し、取り付けができる |
PCケースのカスタマイズは「Define R6」シリーズで統一され、標準構成であるブラック塗装、強化ガラス仕様の「Define R6 Black TG」のほか、ホワイト塗装、強化ガラス仕様の「Define R6 White TG」、通常のソリッドパネルタイプでブラック塗装の「DEFINE R6 Black」、ホワイト塗装の「DEFINE R6 White」が選択できる。