エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.770

大ヒットモデルの正統後継、ASRock「X570 Steel Legend」検証

2019.08.29 更新

文：エルミタージュ秋葉原編集部池西樹

AMD ASRock マザーボード

「Steel Legend」をイメージしたソリッドなデザインの「インタラクティブUEFI」

「X570 Steel Legend」に実装される制御プログラムは、軽快な動作が特徴の「インタラクティブUEFI」だ。Intelプラットフォームに実装されている1画面で主要な情報にアクセスできる「Easy Mode」はなく、BIOS風の詳細設定ができる「Advanced Mode」のみ搭載する。なお基本的な機能は、先日詳細レビューをお届けした「X570 Taichi」と同じだが、背景には「Steel Legend」をイメージしたソリッドなデザインを採用する。

今回は、原稿執筆時点（2019年8月）で最も新しいVersion 1.70にアップデートした状態で各種検証を行った

詳細なチューニング項目が揃う「OC Tweaker」タブ。後半セッションでは、こちらのタブから常用レベルを想定したチューニングを実施する


「CPU Frequency and Voltage(VID) Change」を「Manual」にすると、コアクロックや電圧を設定できるようになる


チューニング項目は多岐にわたり、かなりピーキーなオーバークロックも可能	設定した内容はユーザープロファイルとして保存しておくことができる


「Advanced」タブでは、CPUやオンボード機能などの設定が可能。自動オーバークロック機能「Precision Boost Overdrive」もこちらで設定できる


「Tool」タブには、LEDイルミネーションの簡易設定ができる「RGB LED」や、SSDの初期化ができる「SSD Secure Erase Tool」「NVME Sanitization Tool」などの独自機能を搭載


「H/W Monitor」タブでは、システムの情報をリアルタイムに把握できる他、「FAN-Tastic Tuning」によるファンの制御も可能


ユーザーパスワードや管理者権限用パスワードを設定する「Security」タブ	「Boot」タブでは、起動ドライブや起動画面、Num-Lockなどの設定ができる