エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.771
2019.09.06 更新
文:松野 将太
最新タイトルの中でも負荷が軽い「World War Z」ではどうだろうか。画質プリセットは“Ultra”、解像度は1,920×1,080ドット、2,560×1,440ドット、3,840×2,160ドットの3種類で、APIはAMD GPU向けの「Vulcan」を選択。ゲーム内ベンチマークモードを使用して平均フレームレートと最小フレームレートを取得している。
こちらのタイトルも、フルHDでは両者の差がほとんどなく、WQHD解像度では8%、4K解像度では10%と、しだいに差が大きくなっていく。非常に軽いCo-op系協力プレイタイトルなので、4K解像度でも平均フレームレートは高めだ。どの解像度でも、快適なプレイが可能だろう。
ゲーム系セッションの最後に、DirectX 12 APIを利用できる「Tom Clancy’s The Division 2」でも結果を見てみよう。画質プリセットは“ウルトラ”で垂直同期やフレームレート制限を解除し、解像度は1,920×1,080ドット、2,560×1,440ドット、3,840×2,160ドットの3種類で計測。APIはDirectX 12を選択し、ベンチマークモード使用時のフレームレートを取得した。
12~14%前後と、平均フレームレートにやや大きめな差が出た。注目したいのはWQHD解像度での最低フレームレートだ。「SAPPHIRE PULSE RX 5700 XT」では最低フレームレートが60fpsをギリギリ超えるが、「SAPPHIRE PULSE RX 5700」の最低フレームレートは51fpsで、60fpsをやや下回ってしまう。60Hz液晶を利用すると仮定した場合、最低フレームレートが60fpsを下回るかどうかはプレイフィールに大きな影響を与えるため、WQHD解像度で少しでも重めのタイトルを遊ぶのであれば、「SAPPHIRE PULSE RX 5700 XT」が有利と言えるだろう。