エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.778
2019.09.25 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
メモリスロットは、デュアルチャネル仕様のDDR4×4本で、最大容量は64GB。また動作クロックは3,533MHzまでの対応が謳われ、「D.O.C.P」(DRAM OverClock Profiles)機能を使えば、XMPプロファイルの読込も可能。Intel向けのオーバークロックメモリも面倒なタイミング設定をすることなく動作させることができる。
メモリスロットはCPUソケット側からDIMM_A1/A2/B1/B2の並び。2枚で運用する場合には、シルク印刷の「*印」があるDIMM_A2/B2を使用する |
片側ラッチのメモリスロットは、ブラックとグレーの2色に色分けされ、デュアルチャネルの構成がひと目でわかる | メモリ用の電源回路にも高品質なものを採用。また過電圧からメモリを保護するヒューズを搭載する |
「UEFI BIOS Utility」の設定を確認したところ、1,333MHz~6,000MHzまで、100MHz刻みのクロック設定が用意されていた |
「D.O.C.P」では、Intel XMPプロファイルの読込も可能 |
ストレージインターフェイスはSATA3.0(6Gbps)×6に加え、PCI-Express3.0(x4)/SATAの両方に対応するM.2 22110×1と、PCI-Express2.0(x4)対応のM.2 2280×1の計8ポートを搭載。残念ながらM.2 SSD用ヒートシンクは付属しないものの、最近では安価なヒートシンクも数多く出回っており、それほどネガティブな要素にはならないだろう。
上段のM.2 22110(M.2_1)はCPU接続。PCI-Express3.0(x4)とSATA3.0(6Gbps)の両方に対応する |
チップセット接続の下段M.2 2280(M.2_2)は、PCI-Express2.0(x4)のみ対応 |
M.2 22110(画像左)とM.2 2280(画像右)に、PCI-Express3.0(x4)接続のNVMe M.2 SSDを搭載した場合の「Crystal DiskMark 6.0.2」スコア。後者は帯域幅が足りず1,600MB/sec前後で頭打ちになる |
SATA3.0(6Gbps)は、水平ポート×2、垂直ポート×4の計6ポートで、RAIDレベルは0/1/10に対応。なお水平ポート部分の基板は、SATAケーブルの裏配線がしやすいようカットされている |
拡張スロットはPCI-Express3.0(x16)×1、PCI-Express2.0(x4/x16形状)×1、PCI-Express2.0(x1)×3の5本で、PCI-Express3.0(x16)スロットには、カードの抜き差しに相当する垂直方向の力に対しては1.6倍、グラフィックスカードの荷重に相当する水平方向に対しては1.8倍もの強度を誇る、メタルフレームを装備した「SAFE SLOT」を採用する。なおマルチグラフィックスは2-Way AMD CrossFireXに対応するが、基本的にはシングルグラフィックスでの運用を想定しているようだ。
拡張スロットはPCI-Express(x16形状)×2、PCI-Express2.0(x1)×3の計5本。2-Way AMD CrossFireXの構築は可能だ |
主にグラフィックスカードを搭載する上段のPCI-Express(x16形状)スロットは、周囲をメタルフレームで補強した「SAFE SLOT」 |
下段のPCI-Express(x16形状)スロットや、PCI-Express2.0(x1)は標準的なプラスチック製スロット |