エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.781
2019.10.04 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
CFD「CG3VZ」シリーズの概要を把握したところで、ここからは早速製品をパッケージから取り出し、画像による検証を進めていこう。2.5インチフォームファクタの筐体は実測W69×D100×H6mmのプラスチック製で、重量は一般的なHDDの約1/3しかない、実測約33gの超軽量級。HDDを使用しているノートPCに換装した場合は、高速化や低消費電力化といった効果に加え、軽量化も期待できる。また表・裏に貼り付けられているシールやパッケージは、「CSSD-S6M512CG3VZ」がオレンジとイエロー、「CSSD-S6M256CG3VZ」がパープルとブルーを基調にしたデザインを採用している。
エントリークラスの2.5インチSSDでは一般的な、はめ込み式のプラスチック筐体を採用 |
裏面にはファームウェアバージョンや製品名、容量などが記載された簡易スペックシールを貼り付け |
インターフェイスは一般的なSATA 7pinとSATA電源15pin | オレンジとイエローを基調にした「CSSD-S6M512CG3VZ」のパッケージ。サイズは実測150×122×22mm |
「CSSD-S6M256CG3VZ」では、筐体・パッケージともパープルとブルーを基調にしたデザインを採用 |
重量はいずれも実測約33gで、2.5インチSSDの中では最軽量の部類 |
はめ込み式のプラスチックカバーを外し、内部構造をチェックする |
続いて、はめ込み式のプラスチックカバーを外し、内部構造をチェックしていこう。コントローラPhison「PS3111-S11T」自体に、32MBのDDR3Lキャッシュが内蔵されているため、DRAMキャッシュが不要の「CG3VZ」シリーズ。主要コンポーネントは、コントローラと、1枚(「CSSD-S6M256CG3VZ」)または2枚(「CSSD-S6M512CG3VZ」)のNANDフラッシュのみというシンプルな構成。そのため基板も実測65×40mmの超コンパクトサイズで、低価格化と軽量化に一役買っている。
基板は台座部分にはめ込まれる形で固定され、ネジは一切使用されていない |
「CSSD-S6M512CG3VZ」の基板を確認したところ、表面にはコントローラと2枚のNANDフラッシュを搭載 |
裏面には主要なチップやコントローラは一切搭載されていなかった |
コントローラは、SATA3.0(6Gbps)対応のPhison「PS3111-S11T」。コントローラ自体に32MBのDDR3Lキャッシュが内蔵されている |
NANDフラッシュはMicron製3D TLC「IA7BG63AVA」を2枚搭載 |
「CSSD-S6M256CG3VZ」の基板には、コントローラとNANDフラッシュを各1枚ずつ搭載。基板サイズは同じだが、デザインは異なっていた |