エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.782
2019.10.07 更新
文:pepe
製品概要を確認したところで、まずはPCケースであるMetallicGear「NEO」の詳細を確認していこう。アルミニウム製の外装パネルが緩やかなカーブを描き、シンプルで落ち着いたデザインにより、リビング等に置いても違和感なく溶け込むだろう。対応フォームファクタはATX、MicroATX、Mini-ITX、フレーム部分の主素材はスチールとなっている。
リビングにおいても違和感がない、白物家電のようなミニマルなデザイン |
トップパネルは電源スイッチとフロントパネル下部に備えられたイルミネーション制御用のスイッチ、向かって左側面にI/Oポートを備え、上から3.5mmヘッドホンジャック、3.5mmマイクイン、リセットスイッチ、USB3.0×2を搭載している。
ケーストップには電源スイッチとイルミネーション制御用のスイッチ | 左側面の上部にI/Oポートを備え、上から3.5mmヘッドホンジャック、3.5mmマイクイン、リセットスイッチ、USB3.0×2を搭載 |
フロントパネルはアルミニウム製の外装パネルとなっており、遮音や防音目的のドア機能がない完全なソリッドタイプ。フロントパネルの下側から手を入れ手前に引くことで取り外しができる。またフロントパネルの左右側面には吸気スリットを備え、ここからケース内に外気を取り込む構造になっている。
フロントパネルはソリッドタイプのアルミニウム製外装パネル | フロントパネルの左右側面には吸気スリットを備える |
左右両サイドパネルは4mm厚の強化ガラスを採用、四隅をハンドスクリューで固定するタイプで簡単に取り外しができメンテナンス性に優れる。強化ガラスの下部分には「ひし形」のデザインが施されている。また「PG-MK」は「AMD RYZEN」のロゴが入った特別仕様の強化ガラスが1枚標準搭載となっており、ロゴの入ってない通常の強化ガラスも2枚付属している。好みに合わせて着せ替え可能だ。
標準搭載される「AMD RYZEN」のロゴが入った特別仕様の強化ガラス |
ケース背面を確認すると、リアファンの取り付け穴がスリットになっており上下に調整できるのがわかる。本評価機はCPUクーラーに純正のWraith Prism with RGB LEDを採用しているが、例えば120mmサイズのラジエターをケースリアに設置する様な構成であったとしても、ラジエターがトップパネルに干渉することなく搭載できるように拡張性が保たれている。
ケース背面は全体的に一般的なレイアウトだが、リアファンの取り付け部分はスリット状になっており、120mmサイズのラジエターも搭載可能な拡張性がある |
電源ユニットはハンドスクリューにより固定されているブラケットを介し、インチねじで固定されていた。コンパクトなケースだけに、電源ユニットを背面から引き抜くことができるメンテナンス性の高さは重要なポイントになってくる。
またボトム部は電源ユニット搭載エリアに合わせてフィルターを装備。取っ手が設けられ、簡単にメンテナンスができる。なおケース底面は四隅にスポンジタイプのクッションを貼り合わせた「足」を備え、実測約23mmほど、PCケース本体部分が”かさ上げ”されている。
電源ユニット部分はブラケットを介してPCケースに固定されているため、ハンドスクリューを外すことで電源ユニットをそのまま引き抜くことができる | 電源ユニット搭載部分に合わせてフィルターが備えられ、PCケース本体はケースの「足」により、実測値で23mmほどかさ上げされている |