エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.782
2019.10.07 更新
文:pepe
まずは、定番のCGレンダリングソフトである「CINEBENCH R20/R15」を使い、8コア/16スレッドに対応するAMD Ryzen 7 3700Xの実力を確認していこう。
「CINEBENCH R20」はシングルコアが496cb、マルチコアが4726cb。「CINEBENCH R15」はシングルコアが203cb、マルチコアが2068cbという結果になった。シングルコア性能は他の第3世代Ryzenと大差なく、マルチコア性能はコア数に応じたスコアを記録している。第3世代Ryzenではシングルコア性能が最適化され、シングルスレッドおよびマルチスレッドに対応するアプリケーション、どちらの環境でも高速な処理が期待できる。
続いて3Dベンチマークソフト「3DMark」を使い、グラフィックス性能をチェックしていこう。プリセットは、APIにDirectX 11を使用する「Fire Strike」「Fire Strike Extreme」「Fire Strike Ultra」、DirectX 12を使用する「Time Spy」「Time Spy Extreme」、DirectX Raytracingを使用する「Port Royal」の6種類を選択した。
グラフィックスカードのパフォーマンスがメインになるベンチマークだが、フルHD解像度の「Fire Strike」は21579、2K解像度およびグラフィックス設定がすべて最高設定になる「Fire Strike Extreme」で11541、マルチグラフィックスをメインターゲットにした4K解像度の「Fire Strike Ultra」で6086となった。
また「Time Spy」は9876、4K解像度の「Time Spy Extreme」は4553、さらにDirectX Raytracingを使用する「Port Royal」で5758を記録、最新のAPIやDirectX Raytracinを使用するタイトルでも美麗なグラフィックスを堪能しながらゲームを楽しめる性能を発揮している。