エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.783
2019.10.09 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
ここからは、パッケージから取り出した「Hydro GE 850W」を外観からチェックしていく。ユニットの外形寸法はW150×D170×H86mmで、奥行きは標準的だ。非対称デザインの通気口を採用する点は先代「Hydro G」シリーズと同様で、これはファンノイズの低減を狙ったもの。風通しもだいぶ良さそうな印象を受ける。なお、デザイン上のアクセントになっている側面のステッカーは、付属のカスタムステッカーに“衣替え”が可能だ。
静音性の追求のため、非対称デザインの通気口が採用されている「Hydro GE」シリーズ。まずは外側から製品を理解していこう |
外形寸法はW150×D170×H86mm。奥行きは170mmで、135mmのファンを搭載していることを考慮すれば、標準的なサイズと言える |
通気口に加えて外観上のアクセントになっているのは、側面に貼られた「Hydro GE」シリーズのステッカー。テーマに合わせて変更できるように、合計3種類が付属する |
冷却ファンには、静音性と耐久性を高めた135mm口径のFDBファンを搭載する |
裏面には出力表が貼り付けられていた | 主電源のロッカースイッチとAC電源口を備えた背面部。かなり広い面積が通気口として開放されており、良好なエアフローを獲得している |
ケース内部を向く側面には、各種モジュラーコネクタを搭載。コネクタの形状・記載がしっかり区別され、挿し間違うことはないだろう |
フラットで取り回しやすいモジュラーケーブルを採用。すべてのコネクタが脱着できるフルモジュラー仕様のため、使用するケーブルのみを接続すればいい |
「Hydro GE」シリーズのケーブルは、すべてが着脱式のフルモジュラー仕様。取り回しを重視したフラットケーブルが採用されており、ケースへの組み込みも容易いはずだ。
コネクタの内訳は、ATX 24pin×1、EPS 8pin×1、ATX 12V 4+4pin×1、PCI-Express 6+2pin×4、SATA×10、4pinペリフェラル×5、FDD×1という構成。CPU補助電源は二股ケーブルで2系統、PCI-Express補助電源はケーブル2本で合計4系統を備え、サーバー・ワークステーション系マザーボードへの給電や、マルチGPU環境をサポートしている。
マザーボード用電源のATX 24(20+4)pinケーブル | CPU補助電源は、EPS 8pinとATX 12V 4+4pinの2系統。ケーブル1本からコネクタが二股に分かれている |
PCI-Express補助電源ケーブル。1本につき6+2pin×2、合計で4系統を備える | SATAとペリフェラル電源ケーブル。SATA専用ケーブルが1本で、それ以外はコンボ仕様になっている |
SATAとペリフェラルを2つずつ備えたケーブル。SATA・ペリフェラル・FDDのコンボ仕様もあり、構成に合わせて最適なケーブルを選べる | アース線が付いた主電源ケーブルも同梱されている |