エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.789
2019.10.23 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
ここからは、より実際のゲームシーンに即したパフォーマンスを確かめるべく、人気MMO RPGの最新アップデート版「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ」の公式ベンチマークテストを動作させる。描画品質を“最高品質”、解像度を1,920×1,080ドットと1,600×900ドット、1,280×720ドットに設定し、どこまで高リフレッシュレート液晶を活かせるかを見ていこう。
スコア自体はどれも“非常に快適”を軽々と上回っているが、ここで合わせて計測したフレームレートに着目。1,920×1,080ドットでは107FPS、1,600×900ドットでは141FPS、1,280×720ドットは241FPSをマークしていた。すでに1,600×900ドットでディスプレイの限界に迫るフレームレートを叩き出しており、これ以上はリフレッシュレートを目当てに設定を下げる必要はない。それ以上の範囲で自分好みの解像度を選択することで、ディスプレイの高速描画とハイスペックの恩恵を最大限に活かすことができるだろう。
実動テストの締めくくりとして、リアルタイムレイトレーシング機能の「DXR(DirectX Raytracing)」に対応する「Battlefield V」を実際にプレイしてみることにした。描画品質は“最高”を選択し、解像度は1,920×1,080ドットに固定。シングルプレイヤーモード「大戦の書」の「最後の虎」をプレイし、その際のフレームレートを「Afterburner」のログ機能を利用して計測している。
まずフルHD環境における通常プレイでは、100に迫る平均FPSをマークするなど、快適プレイに疑いはない。最大FPSは145に達し、最大144Hzの高リフレッシュレート液晶の性能を十分に使い切れる。そしてGeForce RTX 20シリーズの真骨頂といえるレイトレーシング機能(DXR)を有効化した場合もまた、平均60FPS前後と健闘。十分に満足するクオリティでプレイ可能なハズだ。ノートPCながらレイトレーシング対応の重量級コンテンツを快適にプレイできる点は、大きなアドバンテージになるだろう。