エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.794
2019.11.07 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
第3世代RyzenとAMD X570チップセットによるPCI-Express4.0環境を用意し、各種ベンチマークによる検証を実施 |
ここからはCORSAIR「MP600」シリーズの1TBモデル「CSSD-F1000GBMP600」を実際にPCに組み込み、そのパフォーマンスをチェックしていこう。テスト用のPCには、第3世代RyzenシリーズのハイエンドモデルRyzen 9 3900XとAMD X570チップセットを搭載するASRock「X570 Taichi」を用意し、「Heatsink Armor」は取り外した状態で検証を行っている。なおベンチマークソフトは「AS SSD Benchmark 2.0.6821.41776」「CrystalDiskMark 6.0.2」「HD Tune Pro 5.70」「ATTO Disk Benchmark 4.00」の4種類で、OS、ドライバ、ベンチマークテストをインストールしたシステム用SSDを別途用意した。
「CrystalDiskInfo 8.3.1」の「対応転送モード」を確認するとしっかりと「PCIe 4.0 x4」が認識されていた |
まずは「AS SSD Benchmark 2.0.6821.41776」を使い、「CSSD-F1000GBMP600」の基本性能とシーケンシャルアクセスの圧縮率の影響を確認していこう。
AS SSD Benchmark 2.0.6821.41776:総合ベンチマーク |
AS SSD Benchmark 2.0.6821.41776:Compression-Benchmark |
総合ベンチマークのスコアを確認すると、シーケンシャルアクセスは読込約4,130MB/sec、書込約3,850MB/sec、ランダム読込約2,080MB/sec、書込約3,250MB/sec。総合スコアは実に7,665ポイントをマークし、いずれもPCI-Express3.0(x4)接続のSSDとは一線を画す結果となった。また「Compression-Benchmark」を確認すると、書込はほぼフラットなグラフだが、読込は圧縮率が上がるにつれてわずかだが低下している。