エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.797
2019.11.17 更新
文:撮影・pepe
今回「ROG SWIFT PG35VQ」の検証に合わせて、人気の「ROG STRIX」シリーズからGeForce RTX 2080 SUPERを搭載した新製品、「ROG-STRIX-RTX2080S-A8G-GAMING」も同時に借り受けることができたため合わせて紹介したい。
ASUS「ROG-STRIX-RTX2080S-A8G-GAMING」 実勢価格税込円前後(2019年11月現在) 製品情報(ASUS JAPAN株式会社) |
「ROG-STRIX-RTX2080S-A8G-GAMING」は、12nmプロセスでTuringがベースのフルスペック版TU104コアを採用する「GeForce RTX 2080 SUPER」搭載の最新グラフィックスカード。CUDAコアはGeForce RTX 2080の2,944基から3,072基まで増加、レイトレーシングやDLSSの処理に使われるRTコアとTensorコアも微増している。「ROG SWIFT PG35VQ」のようなG-SYNC Ultimate対応のハイエンド液晶ディスプレイと組み合わせるには、最適なチョイスと言える。
オーバークロック耐性を高める技術が盛り込まれた、2.7スロット占有のハイエンドモデル |
冷却機構には、精密機械加工により従来のヒートスプレッダよりもGPUコアとの接触面積を2倍にする「MaxContactテクノロジー」を採用。新設計の「Axial-tech」ファンにより、高い冷却性能を特徴とする。さらに、多くのヒートシンク面積を得た追加のサーマルヘッドルームにより、オーバークロック耐性も向上。大掛かりな2.7スロット3連ファンクーラーを装備している。
「Super Alloy Power II」により8フェーズVRM回路のほか、「Aura Sync」により制御可能なAura RGBライティングを備える |
スペックは、ベースクロックが1,650MHz(OCモード時1,680MHz)、ブーストクロックが1,830MHz(同1,860MHz)、メモリクロック15,500MHz、メモリバス幅256bit、GDDR6 8GBのビデオメモリを搭載する。出力インターフェースはHDMI2.0b×2、DisplayPort1.4×2、USB Type-C×1、補助電源コネクタは8pin×2で、カードサイズは300×130×54mm。
出力インターフェースはHDMI2.0b×2、DisplayPort1.4×2、USB Type-C×1、補助電源コネクタは8pin×2 |
新設計された「Axial-tech」ファンは、ブレードを拡大してバリアリングを増設することで直進性の高いエアフローにより冷却性能を高める | カード全体を覆うヒートシンクによりサーマルヘッドルームを拡大しオーバークロック耐性を底上げする |
自動制御されるファン回転数を切り替える「デュアルバイオス」スイッチは、より冷却性能を高める「P(Performance)モード」、静音性を重視する「Q(Quit)モード」を切り替えることができる | 一時的にLEDイルミネーションを消灯したいときに便利なのが「ステルスモードボタン」、スイッチを押すだけで素早くイルミネーションをOFFにすることができる |