エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.797
2019.11.17 更新
文:撮影・pepe
GeForce RTX 2080 SUPERとCore i7-9700Kで構成されたハイエンド検証環境 |
ここからは、「ROG-STRIX-RTX2080S-A8G-GAMING」と「ROG SWIFT PG35VQ」によるグラフィックス性能を、ベンチマークによりチェックしていこう。テスト環境のマザーボードにはASUSの「TUF Z390-PLUS GAMING」、水冷CPUクーラー「ROG RYUO 240」、CPU「Intel Core i7-9700K」、メモリ「SanMax Technologies PC4-3200AA-UA2-11 16GB(8GBx2)」をバラック状態で構築している。
まず初めに3Dベンチマークソフトの定番「3DMark」を使い、グラフィックス性能をチェックしていこう。プリセットは、APIにDirectX 11を使用する「Fire Strike」「Fire Strike Extreme」「Fire Strike Ultra」、DirectX 12を使用する「Time Spy」「Time Spy Extreme」、DirectX Raytracingを使用する「Port Royal」の6項目を実施。
フルHD解像度となる「Fire Strike」は23,587、2K解像度およびグラフィックス設定がすべて最高設定になる「Fire Strike Extreme」で13,239、マルチグラフィックスをターゲットにした重量級テストの4K解像度「Fire Strike Ultra」で6,944となった。全体的に総合スコアよりもグラフィックススコアが高いことから、CPUがボトルネックとなってしまった可能性がある。DirectX 11環境では、より上位のCPUにすることで「ROG-STRIX-RTX2080S-A8G-GAMING」の性能をさらに引き出すことができるだろう。
APIにDirectX 12を使用する「Time Spy」は11,159、4K解像度の「Time Spy Extreme」は5142、さらにDirectX Raytracingを使用する高負荷テスト「Port Royal」では6,958を記録しており、最新のAPI並びにレイトレーシング使用したAAA級のタイトルにおいて安定したパフォーマンスを期待できる。
実際のゲームを想定したベンチマークでは「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ ベンチマーク」を使用、APIは「DirectX 11」、描画品質は“最高品質”、解像度はフルHD(1,920×1,080ドット)、WQHD(2,560×1,440ドット)、4K(3,840×2,160ドット)の3種類で計測を行った。
“非常に快適”となる7,000ポイントを軽くオーバーし、フルHDでは2.7倍となる19,115、WQHDでは2.4倍となる16,800、4K環境においても9,517を記録。最大解像度がUWQHDの3,440×1,440ドットを誇る「ROG SWIFT PG35VQ」であれば、快適なゲームプレイが約束される。