エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.804
2019.12.04 更新
文:/撮影・pepe
その静音にかけるこだわりは、単にパーツ編成だけに留まらない。採用パーツを全面リニューアルするにあたり、完成品を公的第三者機関に持ち込み、無響室を利用した徹底的な静音検証を実施。正確なデータを元に静音性を実証している。
都内某所にある公的第三者機関の無響室でテストを実施。アイドル時と高負荷時のノイズレベルを標準構成のマシンと比較していく |
パーツを変更しながら最適な構成を探っていく。根気のいる作業だが「静音性を決める重要なセッション」(サイコム担当者)だという |
公的第三者機関の無響室での検証結果 |
「Silent-Master NEO B450A」の構成パーツを細かく確認していこう。Cooler Masterの静音型ミドルタワー「Silencio S600」は、フロントパネルと左右のソリッドサイドパネル、そしてケーストップのパネル部分にはノイズを打ち消す遮音材を組み合わせた静音モデルだ。また左側面に強化ガラスを採用したモデル「Silencio S600 TG」も同時に発売されている。
スチールサイドパネルに遮音材を組み合わせた静音型ミドルタワー、Cooler Master「Silencio S600」 |
ケーストップ、オプションファンを追加可能なエリアには遮音材を組み合わせたパネルを採用する |
右開きのフロントパネルの内側にはワンタッチで取り外し可能な防塵フィルターを搭載する |
ボトム部分は4つのインシュレーターで約10mmかさ上げされ、電源ユニット搭載部分に防塵フィルターを備える |
左右のパネルは、いずれも遮音材を組み合わせたソリッドパネル。ずっしりと重みがあり共振も防がれているのが分かる |
遮音材はパネルの隅まで張り合わせてあり、ノイズをケース外に漏らさない工夫がされている | ケーストップには電源スイッチやUSBの他にSDカードリーダーも備える |