エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.805
2019.12.06 更新
文:撮影・松野 将太
CFD販売株式会社「CFD Gaming CX1」 DDR4-3200 16GB×2モデル「W4U3200CX1-16G」 実勢価格14,800円前後(2019年11月現在) 製品情報(CFD販売株式会社) |
メモリ本体。LEDによる発光機能などは搭載していない |
「CFD Gaming CX1」は、Intel X299やAMD AM4プラットフォームのサポートをうたうカジュアルゲーマー向けのメモリ。動作クロックはDDR4-3200(CL16-18-18/1.35V)とDDR4-2666(CL16-18-18/1.2V)で、いずれもIntel XMP2.0を適用したオーバークロック動作に対応する。容量はDDR4-3200モデル、DDR4-2666モデルとも8GB×2、または16GB×2の2枚構成だ。スペック的には、一般的なオーバークロックメモリと言っていいだろう。
鋸刃のようなデザインが特徴的なヒートシンクは、基板の天面が覆われていないオープントップ型を採用。スムーズな冷却に寄与するとしている |
「CFD Gaming CX1」の特徴の一つが、オープントップ型のヒートスプレッダを採用していること。ヒートスプレッダはアルミ製で、両側から基板を挟み込むように装着してあり、あえて天面を覆わないような形状となっている。近年はRGB LEDの隆盛もあって、メモリ基板全体を覆うようなヒートスプレッダが非常に多いが、一部を外気に触れさせることでスムーズな排熱を促し、冷却性能を高めようという狙いだ。
パッケージ右上には永久保証のアイコン付き。このクラスで永久保証の製品はそれほど多くない |
もう一つ、保証の手厚さも注目だろう。「CFD Gaming CX1」は、すべての動作クロック、容量のモデルで永久保証を提供しており、初期不良はもちろん、故障の際にも修理・交換対応が可能。DDR4-3200動作で永久保証の製品はそれほど多くないため、この点に魅力を感じるというユーザーも多いだろう。もともとカジュアルユーザー向けをうたっていることもあり、PCの自作やアップグレードに慣れておらず、失敗したくないというユーザーには安心の仕様と言える。
なお、X299以外のIntelプラットフォームのサポートについては特に言及がないものの、検証では実際にZ390環境での動作を確認しており、当然ながら問題なく利用できている。