エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.811
2019.12.20 更新
文:撮影・pepe
ASUS「TUF Gaming VG27AQ」 市場想定価格税込52,000円前後(2019年12月現在) 製品情報(ASUS) |
ASUSのゲーミング液晶ディスプレイは、先日レビューを掲載した「ROG SWIFT PG35VQ」などのトップエンドモデルが属する「ROG」シリーズ、ミドルハイエンド「TUF」シリーズ、そして無印のエントリーモデルに大別される。
そんな「TUF」シリーズに加わった液晶ディスプレイの新製品が、今回紹介する「TUF Gaming VG27AQ」だ。最大のセールスポイントは、ASUSいわく「世界初の機能」となる「EXTREME LOW MOTION BLUR」(ELMB:モーションブラー低減技術)とG-SYNC Compatibleの同時利用が可能な「EXTREME LOW MOTION BLUR SYNC」。画面のブレやティアリングを抑えて、シャープかつ高フレームレートな映像を体験できるというもの。ゲーマーにとって非常に気になる機能だが、実際の効果は、後ほどのテストセッションで動画を交えてじっくり検証していく。
液晶パネルはゲーミングカテゴリで一番人気の27インチサイズとなるWQHD(2,560×1,440ドット)解像度のIPSを採用。sRGB 99%カバーの広色域表示と178°の広い視野角により、どの角度から見ても美しい映像でゲームが楽しめる。さらにIPSの弱点だった応答速度も1ms(MPRT)へと高速化されている。
その他のゲーム向け機能も充実しており、露出を抑え、暗い部分の明るさを持ち上げ視認性を高める「Shadow Boost」。シーンに合わせた7つのプロファイルで素早く表示モードを切り替える「GameVisual」。画面のチラつきを抑えるフリッカーフリー技術「Flicker Free technology」、目の負担を軽減するブルーライトカット機能「Ultra Low Blue Light technology」を備える。
ショップの液晶ディスプレイコーナーでは、応答速度1ms(MRPT)に対応しつつ視野角が広く色再現性も高いIPSパネルの特徴を直接確認できる。他の液晶ディスプレイと比較もできるので、違いも分かりやすい |
画面出力は、DisplayPort1.2×1、HDMI2.0×2の3系統。ただし、オーバークロック設定のリフレッシュレート165Hzに対応するのはDisplayPort接続時のみ。そのほか、詳細スペックについては以下の表を参照してほしい。
パッケージサイズはW704xH464xD210mm、重量約8kgでキャリー等があれば余裕でお持ち帰りができる |