エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.812
2019.12.23 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一/撮影:松枝 清顕
拡張スロットは、PCI-Express3.0(x16)×1、PCI-Express3.0(x16/x4動作)×1、PCI-Express2.0(x1)×4構成。ミドルレンジのマザーボードとしては一般的な仕様だが、グラフィックスカード用のPCI-Express3.0(x16)スロットには、メタルシールドで補強された「PCI-E Steel Slot」が採用されている。
重量級グラフィックスカードを搭載した際に、スロットの破断を防ぐ「PCI-E Steel Slot」。メタルシールドで外周を補強、半田接点も強化されている |
下側のPCI-Express3.0(x16)スロットはx4動作。「PCI-E Steel Slot」は1スロット分だけで、基本的にシングルグラフィックスカード環境が想定されている |
大型のI/Oカバーに守られたバックパネルインターフェイス。ネットワークはRealtek RTL8111HによるギガビットLAN、画面出力はDisplayPort 1.2×1とHDMI1.4×1の2系統を備えている。USBはUSB3.1 Gen.2対応のType-A/Type-Cに加え、+12V電源直結の安定ポート「Ultra USB POWER」を搭載する。
ネットワークチップはコストを抑えたRealtek製。ちなみに中央にあるUSB3.1 Gen.1ポートが+12V電源直結の「Ultra USB POWER」で、電圧降下のない安定した電力を供給できる |
ヒートシンクのない状態でCPUソケット周辺の電源回路をチェック。広い範囲にかなり余裕をもってコンポーネントが実装されているのが分かる。なお、メモリ回路は3フェーズ構成のようだ |
基板上のレイアウトが難しく、発売当時は珍しかったCPUソケット直下のM.2スロット配置。トップフローのCPUクーラーを使用した場合は、エアフローによる冷却効果の向上も見込める | M.2スロットとチップセットの間に実装されていた、SATA3.0(6Gbps)増設用のASMedia「 ASM1061」 |
7.1chサラウンドに対応する、Realtek ALC892ベースのオーディオ回路を搭載。ニチコン製ファインゴールドシリーズの音響コンデンサが採用された高音質仕様だ |
基板の上部と下部に実装されている、12VのRGBピンヘッダ |
5V/3pinのアドレサブルRGB対応ピンヘッダ | 右下のエリアには、各種フロントポート関連を実装。なお基板上には、カッコよさを求めて試行錯誤を重ねたデジタル迷彩デザインを採用している |