エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.813
2019.12.25 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
専用カバーで保護されたオーディオ回路「ROG SupremeFX」 |
ゲーミングマザーボードで重要なオーディオ回路は、8ch対応のオーディオコーデック「S1220」と、THD -115dBのESS製統合DACチップ「SABRE9018Q2C」を組み合わせた「ROG SupremeFX」。信号干渉を抑えるためメイン基板から独立した回路設計を採用。また自然で没入感のあるサウンドを再現する「ニチコン製プレミアムオーディオコンデンサ」や、フロントまたはリアポートに接続したヘッドホンのインピーダンスを検出する「スイッチングMOSFET」などを搭載する。
オーディオ回路に実装されるコンデンサはすべて「ニチコン製プレミアムオーディオコンデンサ」。またフロントピンヘッダの周辺には「スイッチングMOSFET」が多数実装されている |
デジタルノイズを最小限に抑えるため、オーディオ回路はメイン基板から独立した構造であることが確認できる |
紛失の心配がない一体型バックパネル「プレマウンテッドI/Oシールド」を採用するリアインターフェイス。Aquantiaチップによる10ギガビットLANや、Intel Wi-Fi 6 AX200によるWi-Fi 6無線LAN、帯域幅20Gbpsの最新USB規格USB3.2 Gen.2×2に対応するType-Cなど、最上位モデルらしい豪華仕様。さらにバックパネルのカバー部分には、「Livedash」と呼ばれる1.77インチのOLEDが実装され、CPU、メモリ、グラフィックスカード、ストレージなどの状態をリアルタイムに確認できる。
ディスプレイ出力が不要なIntel X299チップにも関わらず、非常に実装密度の高いリアインターフェイス。USB、オーディオ、LANの各種ポートには静電気保護機能「ESDガード」を搭載 |
リアインターフェイスのカバー部分には1.77インチのOLEDを実装 |
カバーを外すと10ギガビットLANチップAquantia「AQC-107」や、ギガビットLANチップIntel「I219V」、Intel Wi-Fi 6 AX200カードなどが確認できる |
以前詳細検証を行った「RT-AX88U」などのWi-Fi 6ルーターを使えば、無線LAN環境でも超高速なネットワーク環境を使うことができる |
「GameFirst V」を使えば、アプリケーションごとに帯域幅の優先度や使用するネットワークアダプタを設定可能 |