2019.12.31 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
グラフィックスカードの検証をする場合には、より負荷の高い「For gaming PCs」に収録されているプリセットを使用する |
Futuremarkの定番3Dベンチマーク「3DMark」。グラフィックスカードのレビューでは、DirectX 12世代の「Time Spy」(2,560×1,440ドット)と「Time Spy Extreme」(3,840×2,160ドット)、DirectX 11世代の「Fire Strike」(1,920×1,080ドット)、「Fire Strike Extreme」(2,560×1,440ドット)、「Fire Strike Ultra」(3,840×2,160ドット)を使用する。またDirectX Raytracingに対応する製品では「Port Royal」の測定も行う。
CPU内蔵グラフィックスやAPUのテストには「For home PCs」に収録されている軽めのテストを中心に使用する |
なおCPU内蔵グラフィックス(またはAPU)のレビューでは、DirectX 12世代の統合グラフィックス向け「Night Raid」(1,920×1,080ドット)や、DirectX 11世代向け「Sky Diver」(1,920×1,080ドット)、WindowsだけでなくAndroidやiOS端末との比較にも使える「Ice Storm Unlimited」(1,920×1,080ドット)、「Ice Storm」(1,280×720ドット)を使用する。また電源ユニットの負荷テストでは「Stress Test」の項目から最もシステムに適しているもの選択する。
「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズベンチマーク」は、スクエア・エニックスの人気オンラインRPG「ファイナルファンタジーXIV」の最新拡張パックの快適さ(「動作困難」~「非常に快適」まで8段階)を判断するベンチマークソフト。またテスト中のフレームレートや、ローディングタイムを出力することもできる。
使用するグラフィックスに合わせてプリセットは都度選択する |
ディスクリートグラフィックスカードでは、プリセットは「最高品質」、解像度はフルHD(1,920×1,080ドット)をベースに、グラフィックスカードのターゲットに合わせてWQHD(2,560×1,440ドット)と4K(3,840×2,160ドット)の計測を実施。なおCPU内蔵グラフィックス(またはAPU)では、プリセット設定を適宜「高品質(デスクトップPC)」「標準品質(デスクトップ)」または「高品質(ノートPC)」「標準品質(ノートPC)」に落として計測を行う。
RPGながらグラフィックスカードの負荷が高いゲームとして知られている「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION BENCHMARK」の快適さ(「動作困難」~「非常に快適」まで8段階)を判断するベンチマークソフト。NVIDIA GeForce RTXシリーズのグラフィックスカードを使えば、深層学習機能を活用した高画質化機能「DLSS」機能の効果も確認できる。
プリセットで「カスタム」を選択すると、「アンチエイリアス」や「シャドウ品質」といった描画画質のほか、「DLSS」機能などの有効・無効を設定できる |
基本的にプリセットは「高品質」、解像度はフルHD(1,920×1,080ドット)をベースに、グラフィックスカードのターゲットに合わせてWQHD(2,560×1,440ドット)と4K(3,840×2,160ドット)の計測を実施する。
スクエア・エニックスのオンラインRPG「ドラゴンクエストX」の快適さ(「動作困難」~「すごく快適」まで7段階)を判断するベンチマークソフト。比較的処理が軽いため、CPU内蔵グラフィックス(またはAPU)を使用しているPC(およびノートPC)で使用する。
基本的にプリセットは「最高品質」、解像度はフルHD(1,920×1,080ドット)をベースに、グラフィックスカードのターゲットに合わせて計測を実施する。
「Fraps」は、ベンチマークユーティリティやベンチマークモードを搭載していないゲームのフレームレートを取得できるソフトウェア。「DirectX 12」や「Vulkan」などの最新APIには非対応のため、「DirectX 11」を使用しているゲームのフレームレート測定に使用する。
取得するフレームレートは「平均フレームレート」「最大フレームレート」「最小フレームレート」の3種類で、ベンチマークの取得時間は「60秒」に設定。ゲーム内ではできる限り同じ動作を再現するようにしている。
「OCAT」は、ベンチマークユーティリティやベンチマークモードを搭載していないゲームのフレームレートを取得できるソフトウェア。「DirectX 12」や「Vulkan」などの最新APIを使用しているゲームのフレームレート測定に使用する。
取得するフレームレートは「平均フレームレート」「最小フレームレート」の2種類で、ベンチマークの取得時間は「60秒」に設定。ゲーム内ではできる限り同じ動作を再現するようにしている。